石油は無尽蔵ではなく、いずれ枯渇します。もう少し正確に言えば、採掘が容易な油田が枯渇するにつれ採掘困難な油田から石油を採掘せざるをえなくなり、採掘コストが上昇して他のエネルギー源のほうが有利になって、徐々に利用されなくなっていきます。いずれ、石油文明が衰退する時が、必ず来ます。 「その時」は、ある日突然訪れるようなものではありません。なだらかな丘の頂が分かりにくいのと同様、「後で振り返るといつのまにか石油文明の頂を越えていた」というような感じで訪れることになるのでしょう。 その「分水嶺」を私たちはすでに通過していたのではないか、とする報告がnatureに掲載されました。 http://www.nature.com/nature/journal/v481/n7382/full/481433a.html http://www.wired.com/autopia/2012/01/nature-j