パソコンの遠隔操作事件で威力業務妨害などの罪に問われているインターネット関連会社の元社員に対する初公判が東京地方裁判所で始まり、被告は「事実無根です」と述べて無罪を主張しました。 インターネット関連会社の元社員、片山祐輔被告(31)はおととし、誤認逮捕された男性4人を含む複数のパソコンを遠隔操作し、インターネットの掲示板などに殺害や爆破の予告を書き込んだとして、威力業務妨害などの罪に問われています。 東京地方裁判所で開かれた初公判で、片山被告は、起訴された内容について「徹頭徹尾、事実無根です」と述べ、弁護団も無罪を主張しました。 検察は冒頭陳述で、「被告の勤務先のパソコンを解析したところ、遠隔操作するプログラムを開発した痕跡が多数発見された。また、犯人のメールに書かれたとおり、江の島の猫の首輪に記録媒体が付けられていたが、防犯カメラの映像などから20分ほどの間にこの猫に首輪を付けることがで