1999年のワールドユース(現U−20ワールドカップ=W杯)で準優勝した黄金世代になぞらえて、“プラチナ世代”と呼ばれたU−17日本代表の世界挑戦はわずか3試合で幕を閉じた。黄金世代が偉業を成し遂げたナイジェリアで行われたU−17W杯で、日本サッカーの未来を示してくれると信じたファンの期待は裏切られる結果となった。 だが、3戦全敗と結果こそ振るわなかったが、若き日本の侍たちが見せた戦いぶりは、可能性を感じさせるものであったことも事実。世界と戦って見えた日本の育成年代の課題、そして強化への道筋とは何か? U−17日本代表を率いて戦った池内豊監督に話を聞いた。 ――U−17W杯は3戦全敗に終わってしまいましたが、まずは率直な感想を聞かせてください 帰国してからいろんな方々にも話したんですが、もしかして勝ち点9が取れたかもしれない、というような試合内容でした。ただ、現実的には勝ち点ゼロなので