壁一面に貼られた圧倒的なメニュー数 突然ですが、まずはこの壁一面のメニューをご覧いただきたい。 メニューの上にさらにメニューが貼られ、何を注文していいか、思わず目が泳いでしまうような店内。 しかも、それが店内すべての壁面に及んでいるんです。 ビジネス街の町中華 この混沌としたお店というのが飯田橋と水道橋の中ほどに位置する「雲仙楼」さん。 こぢんまりとした店構えではあるものの、店内に一歩足を踏み入れると先ほどのようなカオスな空間が広がっています。 パッと見では定食屋さんのようであり、町中華のようであり……いったいどんなお店なのでしょうか。 メニューは増えに増えて360種類 これだけ膨大な数の料理を一手に担うのは、店主の佐藤光広さん。 店名の「雲仙楼」からもわかるように、佐藤さんは長崎県出身。 お店は昭和54年に佐藤さんの叔父さんが開業し、叔父さんに誘われるかたちで今から20年ほど前に、佐藤さ