月曜社 2017年8月 本体予価3,800円 四六判(縦188mm×横128mm×束30mm) 上製576頁 ISBN978-4-86503-049-5 内容:〈人種差別〉と〈ポピュリズム〉の結託に抗する闘いと思考――ギルロイのデビュー作、ついに邦訳なる。警察による過剰な取り締まりと暴動、レゲエやパンクなどの抵抗的音楽をつうじて戦後英国における人種差別の系譜を批判的に辿りながら、法と秩序、そして愛国心のもとで神話化された〈国民〉というヴェールを引き剝がす。 日本語版への序文 謝辞 序章 人種は月並みなものである 第1章 「人種」、階級、行為体 対自的な人種と即自的な階級 階級の編制 人種の編制 第2章 「囁きが起き、戦慄が走る」――「人種」、国民、エスニック絶対主義 「人種」、国民、秩序のレトリック 平時と戦時における国民共同体 国家と家族のなかの文化とアイデンティティ 結論 第3章 無法