1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
野党は何をやっているのか。「共謀罪」法案が30日、参院法務委員会で安倍首相も出席して質疑を行い、実質審議入りした。国会会期末まで20日間。与党がその気なら、ギリギリ法案を成立させられる日程だ。 安倍の「腹心の友」が理事長を務める加計学園をめぐる問題では、文科省の前川前次官が、「総理のご意向」などと書かれた内部文書は「本物だ」と断言。野党は、要求してきた前川氏の証人喚問も拒否され続けているのに、なぜ、参院での審議入りをやすやすと認めてしまうのか。与党が証人喚問に応じるまで徹底抗戦すればいい。証人喚問が実現しないなら、今すぐ国会審議をすべてストップさせるべきだ。 加計学園の問題は、いまや国民の重大な関心事だ。首相の親友のために、公平公正であるべき行政がゆがめられたという疑念。これは権力の乱用の問題なのである。ウヤムヤに終わらせてはいけない。 30日の法務委でも加計学園の問題について質問されたが
「パソコン上のデータもですね、短期間で自動的に消去されて復元できないようなシステムになってございますので、そういう意味では、パソコン上にも残っていないということでございます」 腰を抜かす国会答弁だ。発言者は、財務省の佐川理財局長。3日の衆院決算行政監視委員会で、野党議員か… この記事は有料会員限定です。 日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。 (残り1,152文字/全文1,292文字) ログインして読む 初回登録は初月110円でお試し頂けます。
次から次へ噴出する疑惑に、国民の怒りが爆発だ。 安倍首相が森友学園問題で、のらりくらりの無責任答弁を続けていることに対し、インターネット上では憤りの声が飛び交っている。そんな中、「野党×市民の共闘で、森友3万人デモを起そう!」という呼びかけがものすごい勢いで拡散されてい… この記事は有料会員限定です。 日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。 (残り319文字/全文459文字) ログインして読む 初回登録は初月110円でお試し頂けます。
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