混乱が続く鹿児島県阿久根市議会は12日、新年度予算案を審議する予算特別委員会を開いたが、前日に続き、課長ら5人が竹原信一市長の命令であるとして説明や質疑を拒否した。浜之上大成議長は「議会を招集していながら、職員に議案の説明をさせず、答えさせないでいる。この繰り返しは首長として秩序を乱している」と竹原市長を批判した。 この日は水産商工観光課長、市教委生涯学習課長、学校給食センター所長、教育長職務代行者の市教委総務課長が「市長命令により何も申し上げることはございません」などと述べて退席。財政課長は説明したが、質疑に応じなかった。 説明を拒否した課長らは2日間で20部署のうち8人に上った。特別委は、説明がなかった課の関連予算について積算根拠を示す資料の提出を竹原市長に文書で申し入れた。 一方、市職員労働組合は勤務終了後に集会を開催。竹原市長が職員研修の一環として市職労の幹部ら8人に出席を命