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2007年9月23日のブックマーク (2件)

  • 自分探しの起源 - 雑種路線でいこう

    仮に「受験勉強」が若者の個人主義を涵養するならば、日の戦後成長はなかったのではないか。問題は年金と一緒でサラリーマンでいることの保険料が世代によって著しく不平等だから、若者は燃え尽きる前に馬鹿馬鹿しくなって降りてしまうのである。今の会社も日社会も、若者が安定を期待してコミットする対象としては理不尽かつ泥舟に過ぎるのだ。まあ泥舟に乗っていれば団塊世代の坊ちゃんだって政権を投げ出して病院に引きこもるご時世だし、人間なんてそうそう簡単に質的に変わるはずがなく、違うのは時代とか空気って奴なのだろう。 「受益者が私ひとり」であるような仕事を「やりがいのある仕事」と呼ぶ不思議な労働観が生まれたのにはもちろん理由がある。それは「受験勉強」の経験が涵養したものである。 (略) 私たちが労働するのは自己実現のためでも、適正な評価を得るためでも、クリエイティヴであるためでもない、生き延びるためである。成

    自分探しの起源 - 雑種路線でいこう
    isrc
    isrc 2007/09/23
    才能ある若者にとっては既得権にしがみつく妖怪どもと正面きって戦うよりは、伸びている業界、活気ある世界へと羽根を伸ばした方が合理的なのだ。
  • 何が技術を殺すのか

    休日の昼間に家でごろごろしていたら、インターホンが鳴った。出ると「NHKのものです」という。ドアから覗いてみると老齢の上品そうな方が、汗をハンカチで拭きながら笑顔で立っておられた。もちろん訪問の目的はわかっている。「中断」している受信料の支払いを再開してほしいというのだろう。あまりに暑そうなのでドアを開けると、切々と受信料の重要性を説かれ、「どうかよろしくお願いします」と頭を下げられてしまった。ああ、もうだめだ…。 私が受信料の支払いを中断していたのには、理由がある。直接的なキッカケは、1998年にフランスで開かれたサッカーワールドカップだった。日が初出場したことで一躍脚光を浴びた大会だったが、その放映権を独占したのがNHK。不満はあるが、まあ許そう。そして、ファーストラウンド(戦の予選リーグ)が始まった。しかし、地上波のチャンネルで視聴できるのは、日がからむ3試合のみで、他の試合

    何が技術を殺すのか
    isrc
    isrc 2007/09/23
    「自身が信じる技術には徹底してこだわれ」ということだろう。執念を持つ前段階として「技術のポテンシャルや市場性、社会性を冷徹に見極め、信じるにたる技術であることを確かめる」作業が必要になるのである。