シリーズ化してだらだら書いています。 ●日本一になれる?【30歳はじめての就職のあと(8)】 前回、こう書いた。 当時の僕は2年くらいで、そのメーカーの製品に関して日本で一番詳しくなっていた。 なんか自慢みたいなので(自慢だけど)、補足しておくと、こういうカラクリがある。 当時、そのアメリカの測定器メーカーの輸入代理店は2社しかなかった。僕がいた会社と、もう1社。 僕が入社する1年くらい前に、僕のいた会社はその会社の代理店になった。総代理店制ではなかった。 (総代理店とは、日本国内の販売権を一手に持っているということ。国内ではそこ以外からは正規には買えない。もちろん並行輸入はありえる。) というわけで競争相手が1社しかいないし、そちらも担当営業は1人くらい。つまり、向こうに勝てば僕が日本一という理屈だった。非常に狭い世界の競争だったのだ。 僕は思うんだけど、こういう小さなイチバンを意識して