フォーブスは以前から、一部の低価格スマホが出荷段階で、「Triada」と呼ばれるマルウェアに感染していることを報じてきた。グーグルは6月6日、同社のセキュリティブログ上で、これらのマルウェアがアンドロイド端末にバックドアを仕込み、サプライチェーン攻撃をしかけていたと発表した。 Triadaは2016年にカスペルスキー研究所によって発見された。当時のTriadaはアンドロイド端末のランダム・アクセス・メモリ(RAM)に潜み込み、ルート権限を奪いシステムファイルを悪意のあるものに書き換える機能を持っていた。 その後、2017年の夏にDr. Webの研究者らが、さらに進化した機能を持つTriadaが出現したことを突き止めた。それまでは出荷後のアンドロイド端末に感染していたTriadaが、出荷前の端末にプリインストールされ、ファームウェアのバックドアとして機能していたのだ。 これにより、Triad
SNSであれニュースサイトであれ、タイムラインは自然状態で放置をすると、どんどんネガティヴに闇堕ちしていく。 これはnoteにおいても、つねに注意を払っている課題だ。なぜ多くのサービスでタイムラインが闇落ちするのか、チームと共有するためのメモ。 人間の脳は、ネガティヴな情報に積極的に注目する人間の脳は、原始時代に基礎設計されてから、ほとんど進歩していない。このため現代の人間の意思決定は、しばしば原始時代の生存戦略に引っ張られて判断を誤る。 判断ミスが死を意味するような環境で、長く生き抜いてきた私たち人類は、基本的に保守的だ。生存を優先し、損失の回避を優先するようにできている。5年後の穀物よりも、この瞬間に猛獣に襲われて死なないことを優先する。そういうコンセプトで進化をしてきた。 目前の危機回避を優先するなら、重要なのは危険の兆候を捉え、即座に解消することだ。かくして、ネコジャラシに弄ばれる
新著『物理学者の墓を訪ねる ひらめきの秘密を求めて』(日経BP社)で偉大な物理学者たちの足跡をたどった京都大学大学院総合生存学館(思修館)教授の山口栄一氏(イノベーション理論、物性物理学)が、現代の“賢人”たちと日本の科学やイノベーションの行く末を考える本企画。 前々回、前回に続き、東京大学宇宙線研究所長の梶田隆章氏との対談の模様を伝える。最終回となる今回は、科学に対する国や市民の視線をテーマに据え、科学立国と言われた日本再興に向けた方策を探った。(構成は片岡義博=フリー編集者) 定期的なカンフル剤注射 山口 物理学は誰も知らないことを見つけていく学問で、要するに未踏領域に挑戦する学問です。梶田さんがいらっしゃるこの宇宙線研究所、カミオカンデ、スーパーカミオカンデは、いわば「ニュートリノ物理学」という新しい物理学を切り開いてきました。その成果によって、小柴さんと梶田さんがノーベル賞を取られ
雨の中、一人で帰る小学生を見た。 なぜか小学生はランドセルを背負いながら傘もささずに歩いていた。土砂降りの雨だ。頭の先からつま先までずぶ濡れである。何か理由でもあるのだろうかと少し気になった。 わざと濡れて帰るという行為については、僕の身にも覚えがある。バカだったので、濡れながら帰るという行為をかっこいい、と勘違いしていたのだ。土砂降りの雨の中をストイックに歩く尾崎豊的な姿をイメージしていたのだろう。実際には小汚い子どもがずぶ濡れになっているだけだったが、僕自身はかっこいいと思っていた。 あの小学生もそういった種類の陶酔だろうかと考えたが、雰囲気からしてもそうは思えない。気になったし、理由をたずねたかったが、僕が小学生に話かけてしまうとその時点で声掛け事案になりかねないので、郵便局の屋根が庇みたいになっている場所からその様子を見守ることしかできなかった。 小学生はあいも変わらず、少し大きめ
http://blog.yuryu.jp/2012/05/blog-post.html この記事でパナソニックを退職した話を見たので。 微妙に現状と違うところがあったので、ちょっと書いてみます。 当時とは状況も違うしね。 お前は誰だパナソニックに勤務するメカ屋です。 学歴は偏差値55程度の東北の駅弁国立大出身。 同期はMARCH以上がデフォなので、少数派だと思う。 といっても、〇芝や〇菱と違って学閥は感じられないのでほとんど影響はないんだと思う。 学部生は、主務昇進前の同期横並びになってる時期は、院卒の2年遅れ。 あとは様々。実力(いつ昇格研修に推薦されるか)次第 年収・残業についてお賃金は昨年(入社5年目時点)で600万円ちょいでした。 入社3年目くらいまでは夜10時くらいまで働くことも多かったけど、働き方改革の旗印のもと、8時以降の残業が禁止になり、定時日が週1設定され、 40時/月以
もういちどコラムを書いてほしいとDybe!の担当編集者からメールで依頼をされた。 ぼくは2018年の11月に『仕事だけを生きがいにしていると、仕事を失ったときに死んでしまう。』というタイトルで病気と仕事に関するコラムを、知ったような口をきかせながら書かせていただいた。 ありがたいことに反響がおおきく、たくさんの方から感想をいただけた。 自分の考えに感想をいただけるというのはとてもありがたいことだし、自分が書いたコラムが多くの人に読まれるというのはやっぱりうれしいものだ。 編集者からのメールには仕事に関することを書いてほしいという内容と、最後に前回のギャランティよりも、すこし金額が上がったギャランティが提示されていた。このすこし上がったギャランティがぼくの背中を押してくれて、いまこのコラムを書いている。 いきなり矛盾したことを言い出すけど、ぼくは報酬の多寡では仕事を受けないようにしている。ギ
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