最近、DeepFake(ディープフェイク)という言葉がしばしばメディアでも取り上げられていますが、その仕組みや対策をご存じでない方も多いのではないでしょうか。そこで本ブログでは、DeepFakeの仕組みと対策を「動画編」と「音声編」の2回に分けて解説することにします。 今回は「動画編」と題し、DeepFakeを使用したフェイク動画の仕組みと、これを見破る方法について解説いたします。 1. DeepFake? DeepFakeとは、動画に写っている人物(オリジナル)の顔に他人の顔(ターゲット)をマッピングする技術の総称であり、オリジナルとターゲットの顔の特徴をDeep Learningで学習することで実現します。この技術を使用することで、ターゲットが一切写っていない動画の中に、あたかもターゲットが存在するかのようなフェイク動画を作成することが可能となります。 以下は、今回の検証で作成したフェ
新型肺炎対策本部のトップを押し付けつけられた?李首相(右)と押し付けた?習主席(2018年3月、北京) Jason Lee-Reuters <新型肺炎の被害拡大を防ぐため、共産党政権は対策本部を急きょ設立した。だが、そのメンバー人事は予想外のものだった> 1月25日、中国共産党政治局常務委員会は新型肺炎に関する対策会議を開いた。昨年12月8日に新型肺炎が武漢で発見されて拡散して以来、共産党最高指導部がようやく開いた最初の対策会議なので、その中身が当然注目された。 まず今後の対策について、新華社通信が配信した対策会議の正式発表は冒頭からこう述べる。 「1月25日、中共中央政治局常務委員会は会議を開き、新型肺炎への対策に関する報告を聴取。疫情(疫病情況)の(拡大)防止・コントロール、特に患者の治療についての再研究・再手配・再動員を行なった」 つまり会議は、今後における新型肺炎の拡散防止と治療に
今回インタビューに応じてくれたのは、マクニカネットワークスのセキュリティサービス室に所属する柳下 元氏と山﨑剛弥氏だ。柳下氏は、ソフトウェアエンジニアを経て現在はマルウェアのリバースエンジニアリングや攻撃内容の分析、レポート作成、インシデントレスポンス対応支援などを担当する。専門は標的型攻撃の解析で、システムに潜伏するマルウェアを見つけ出してその分析や検出ルール作成などを行うスレットハンティングが主な業務だ。その結果は、マクニカネットワークスが発行するレポート「標的型攻撃の実態と対策アプローチ」でも広く公開されている。 柳下氏は、最近よく見られる攻撃について「マルウェアをメールの添付ファイルとして配信し、それを開いたユーザーに感染させる手法が多い。例えば、.docxなどの拡張子の添付ファイルに不正なマクロを仕込み、そこからマルウェアをダウンロードさせるケースがある」と話す。 同氏によれば、
2020年、東京オリンピックの開催を前に5G回線の整備が進んでいます。これまで以上に多数のIoT機器がインターネットにつながるだけでなく、多数の人がより高速に、よりリッチなコンテンツを楽しめるようになることは大きなメリットです。しかし同時に「(5Gの普及は)新しい攻撃ベクターとなり得る」と、イスラエルに本拠地を置くセキュリティ企業Check Point Software Technologies(チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ)が警鐘を鳴らしています。 チェック・ポイントは「2020 Cyber Security Report」の中で、「5GによってIoTデバイスの数が劇的に増え、セキュリティ上の弱い鎖になり得る」と指摘している=画像は同社サイトより 同社はファイアウォール製品などを扱うセキュリティベンダーの老舗ですが、最近はクラウドやIoTといった領域での対策が必要だと
Paul Graham のエッセイを読んで、自分なりにまとめたものです。今でも見返すと示唆があるので、読みやすくなるようブログでも書いておくことにしました。Paul Graham のエッセイの翻訳はこちらでリストになっています。ぜひ原文も当たってください(文末に参照先を書いています)。 昔書いたスライドからの転載です。 Y Combinator 創業者 Paul Graham からのスタートアップへのアドバイス(スタートアップが迷った時に読む Paul Graham からのアドバイス) from Takaaki Umada www.slideshare.net 原則 Make something people want 「人々の欲しいと思うものを作ろう」 スタートアップにとって一番難しいのは、人々の欲しいと思うものを作れるかどうかである(二番目は資金調達)。人々の欲しいと思うものを作れるま
武漢市の封鎖は1月23日10時から始まったが、通告時刻は同日午前2時5分。その間数十万の武漢市民が脱出した。なぜこの時間的ゆとりを与えたのか?解答を追いかけていくうちに、とんでもないことが判明した。 ◆武漢市の封鎖通告時刻と実行とのずれ 「武漢市新型コロナウイルス感染による肺炎流行予防制御指揮部」は、1月23日午前2時5分に武漢人民政府の名において、「市新型コロナウイルス感染による肺炎流行予防制御指揮部(第1号)」を発布した。「長江日報」は中国共産党武漢市委員会の機関紙なので、そのウェイボー(weibo)は権威ある発表となる。但しweiboはこの情報を見た場所の時差を調整して表示するので、1時間の時差がある日本時間「03:05」と表示されている。 念のため、以下に現地時間のweibo情報を貼り付けておこう。 また、「武漢市人民政府」のHPの通告もご紹介しておく。何れの場合も、通告内容は以下
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く