選挙から5日経った、今朝、ようやくバイデン候補に当確が出た。敗北を認めないトランプ大統領が、今後どう出るかという懸念もあるが、世界中が、ひとまずホットした。しかし、バイデン候補が、もっと大差をつけて勝利すると思っていたのに、この接戦は大きなショックだった。そして、トランプ大統領に投票した人が7,000万人もいたという現実は、単にバイデン勝利と安堵できないアメリカの厳しい窮状を示している。バイデンが勝利した州は、アメリカの繁栄を享受する東海岸と西海岸で、トランプが勝利した州は、繁栄から隔絶され衰退する中西部とアメリカが綺麗に二つに分断されている。 トランプ大統領が主張する「アメリカファースト」の実態は「白人ファースト」であり、「Make America Great Again」は「古き良き白人中心のアメリカに戻れ」だが、アメリカの中西部には、こういう極端な主張が大きな支持を受ける背景がある。