2021年10月11日10:00 カテゴリ中国関連国際 台湾問題、習近平氏の本気度 習近平国家主席が10月9日の辛亥革命記念の演説の際、「台湾問題は完全に中国の内政で、外部のいかなる干渉も許さない」「祖国の完全統一という歴史的任務は必ず実現しなければならないし、必ず実現できる」(産経より)と述べました。これを受けて台湾の大陸委員会が「台湾の未来と発展について決定権があるのは台湾人だけだ」「断固として国家主権を守る」(同)と反発しています。 習近平氏の「台湾併合」への熱意は香港併合後、いよいよ本気度を増してきています。香港民主化運動の頃囁かれていたのは香港は中国の一部だが台湾は明らかに距離があるのでそこまで踏み込むにはハードルが高い、でありました。しかし、中国はハードルを本気で乗り越える、そんな状況になってきました。 一つには来年、習近平氏の異例の三期目を迎えるにあたり、党の士気を高めるため