2021年12月27日10:00 カテゴリ国際海外生活、ビジネス なぜ移民をするのか? 私にとって結構インパクトの強かった日経の特集「人口と世界」。その特集を総括すると二つの主張があり、一つは世界主要国は移民に頼った国策とならざるを得ないこと、二つ目は賃金水準が移民を目指す人にアトラクティブかどうかであります。 一つ目の移民に頼らざるを得ない社会構造とは少子化に伴う国家維持が出来ない点です。2020年から50年までの人口変動率は仮に移民がなければ二桁%減の日本、イタリア、ドイツのみならず、カナダ、英国、フランスもマイナス圏、アメリカもかろうじてプラス圏という水準です。2020年のアメリカは人口増加率がわずか0.4%です。韓国、台湾、中国、ポルトガルあたりも今後30年で2桁減になるはずで更に欧州の旧社会主義国の地帯も軒並み大幅な人口減の脅威と戦うことになります。 カナダでは現在毎年人口の1%