「あいつは俺の金を、俺はあいつの顔を選んだんです」 妻から嫌われている彼は、すんなりとそう言った。 「子どもの教育費のために彼を選んだの」 夫を嫌い、不倫を重ねる彼女は、当たり前のようにそう言った。 まるで、ボタンを押した瞬間に飲み物が出てくる自動販売機のように、彼らは簡単に認めた。 「金と顔の交換」による結婚を。 あなたがなにものなのか(What you are?)ではなく、あなたが何を持っているか(What you have?)で選んだ結婚はどこに行き着くのか? ぼくが聞いている限り、幸せな結論には至っていない。 雑誌ゼクシィーの表紙のような生活はいつまで経ってもやってこず、経済的には困っていないものの、愛情がまったく存在せず、水が一滴たりとも存在しない乾き切った砂漠で暮らしているかのようだ。 「What you have?」という動機によって妻から選ばれた場合、あなたはなぜ妻から嫌わ
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