2023年12月18日10:00 カテゴリ経済一般日本経済 クズネッツの「世界の4つの国」 少し前の日経のコラム「大機小機」に長らく忘却の彼方にあった懐かしい言葉があり、ふと気になりました。それはノーベル賞経済学者のサイモン クズネッツ氏が1960年代にジョーク交じりに述べた「世界には4つの国がある、先進国と途上国、そして日本とアルゼンチンだ」です。 1960年代の日本と言えば高度成長期の真っただ中、その後、日本の奇跡ともいわれ、戦後の荒廃から瞬く間に世界をリードする経済力とリーダーシップを取り戻しました。世界の目はなぜ日本がこれほどまでに急速な成長をしたのか興味津々で様々な研究文献や書籍が出たのはご承知の通りです。 一方のアルゼンチン。南米のパリと言われたブエノスアイレスは芸術的な街であり、人々の表情は屈託がなく、経済破綻を9回もした国だとは思えません。私は先週、東京でブエノスアイレスの
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