「2005年に離職率が28%になりました。ここまで従業員が辞めると、会社を維持することが大変になります」――こう当時を振り返るのは、サイボウズの青野慶久社長だ。サイボウズといえば働きやすい会社というイメージが強いが、最初から順風満帆だったわけではない。 離職率の上昇を前にした青野さんは、従業員に本気で向き合って生の声を聞き、さまざまな改革を実行した。その結果、Great Place To Work Institute Japanが毎年発表する「働きがいのある会社」に2014年から8年連続で選出されるまでになった。 サイボウズはどのようにして働きやすい会社に進化したのか。ITmedia主催の無料オンラインイベント「デジタル戦略EXPO」(7月9~28日)の基調講演に登壇した青野さんが、従業員体験の向上につながった工夫や考え方を披露した。その一部をお届けする。 離職率が28%に 「毎週のように
![離職率28%からの逆転劇 サイボウズが歩んだ“働きやすい会社”への道](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/322481aad24507c4325f914cef5060bda49c5c3d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fbusiness%2Farticles%2F2407%2F10%2Fcover_news107.jpg)