先ごろ日本で行われたサッカーワールドカップ予選の日本対中国戦を、「中国側のサポーターとして」観戦しようという試みです。よくこんな有意義かつ面白い企画を思いつくものだと唸らされます。 サッカーに毛ほども興味がないままの実況や、日本が点を取るたびにごっそりと帰ってしまう中国サポーターなど笑いどころたっぷりなのと同時に、そこに駆けつけた中国人がどのような人たちであったのかをつぶさに観察する記事となっています。ある種、中国本国ですら見られない「中国人のリアル」がそこにあるとまで言えるでしょう。 内容はぜひご自身で読んでみてほしいのですが、僕としては後編記事の最後の部分に強く共感せざるを得ませんでした。そこでは中国サポーターたちのマナーの大幅な向上に舌を巻きつつも、その中には抗日戦争当時の八路軍の軍服を着て物騒な内容演説を打つ人物がいたことや、それに賞賛を浴びせていた人が相当数いたことを評して、安田