円安を止めろという声は大きい。介入のほかに日銀が追加利上げを早めて、急速に0.75─1.00%まで政策金利を引き上げるべきだという声も聞く。しかし、短期金利を1%近くまで上げると、今度は企業破綻の懸念が高まる。円安防止か破綻抑制かで、いずれ日銀は「前門の虎、後門の狼」の立場に追い詰められる。やはり時間をかけて、政策金利は段階的に上げた方がよい。
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最近、金融危機の影響でいろんな方と情報交換する機会が増えています。 先週は最大手の某経済紙の記者さんと昼食をご一緒しながらおしゃべり。 昨日は日本で一番有名な報道番組の制作をしている方と電話でお話し、 「そろそろブラッドリー効果を特集した方がいいかもよ」などと提案しておきました。 戒厳令布告についてはさすがに二人とも苦笑いしたものの、 米大統領選の投開票パニックは可能性大という見方で一致。 「やはりパニックが重なることが一番怖いよね」などとお話していると、 先方からポロッと出てきたのがヘッジファンドの大規模破綻が近いとの情報。 「ヘッジファンド国家アイスランド」の凋落から、 ヘッジファンド自体の破綻も充分考えられる。 しかもですよ。 ヘッジファンドの決算は11月20日に集中しているのです。 株式市場の混乱もヘッジファンドの決算が影響していると見られている。 決算を控えた解約の45日ルールの
オルタナティブ通信は、既存のマスコミや、運動団体機関誌等では、なかなか入手出来ない情報の調査報道を目的に配信しています。 御高覧の程を、よろしくお願いいたします。 書籍紹介 : テオドール・アドルノ、マックス・ホルクハイマー 「啓蒙の弁証法」 岩波書店 エドモンド・フッサール 「ヨーロッパ諸学問の危機と超越論的現象学」 中央公論社 日本の畜産農家・牛乳生産農家は深刻な経営難に直面している。営利企業である大手の農場経営者と、乳製品メーカーが、営利企業の金儲け至上主義としては、悪しき意味で「当然」である「最大利益」を求め、牛乳の大量生産・大量販売を目指して来た。「売れば売る程」利益が出る、という発想であった。 個別の企業の、この最大利益を求めるという「金儲け主義から見れば当然、合理的な」行動が、業界全体では過剰生産=過剰在庫を生み出し、大量の売れ残りを生み出した。売れなければ、価格は下落する。
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