『星の王子さま』を再読したのは先日の日記の通りだが、ここに至って、ある事からサン=テグジュペリの生い立ちや背景を調べていて、突然ハッとする事があり、「再読の再読」(笑)をしている。 愛蔵版 星の王子さま 作者: サン=テグジュペリ,Antoine de Saint‐Exup´ery,内藤濯出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/11/15メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (32件) を見る 再読の段階で、『星の王子さま』は大人のために書かれた本だという事を十分意識できたし、さらに読むことによって出てくる星の住人達を通して「大人のどうしょうもなさ」を再認識し、自分をふくめた読者が、 「そうなんだよ、大人ってね......でも自分はちょっと違う、少なくてもそれが大人のマズイ所だって判ってるんだから」 と物分かりのいい大人になってしまうことを、さらに皮肉っている