つい先日、興味深い話を聞いた。ある大学の授業で「デジタル・コンテンツ・ビジネス」というテーマで小論文を宿題として書かせたところ、同じような内容の小論文ばかりが集まったという。その原因を調べたところ、「デジタル コンテンツ ビジネス」のキーワードでググると上位に来る私の過去のエントリーの内容がほぼ丸写しにされていたという。 日本の学生の勉強に対する態度なんてそんなものなのかも知れないが(それはそれで憂うべき話だがその話は別の機会に)、少し心配になるのがどんな気持ちでその手の「コピペ」をしているのか、という点である。確信犯的に「徹底的に手を抜きたいからコピペしているだけ」ならまだ許せる。私が問題視するのは「自分で考える前にまずググる」習慣であり、「ググれば答えが見つかるにちがいない」という錯覚である。 暗黒時代とも呼ばれる中世ヨーロッパで科学の進歩があんなにも長い間低迷した原因の一つは、あの時
※再生できない場合は、個別ページかTBSラジオクラウドにてお聞きください。 ※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。 さて次回の放送は 3月9日(日) 深夜25:30~28:00 TBSラジオ(AM954kHz) テーマは「「自分探し」」。 ウェブ中継も行いますので、 ラジオをお持ちでない方もぜひ生放送でお楽しみ下さい。 出演:鈴木謙介(charlie)、斎藤哲也、森山裕之、津田大介、 佐々木敦、柳瀬博一、仲俣暁生、速水健朗(ゲスト) carieの山川さん、charlie、黒幕、ソフトバンククリエイティブ上林さん == charlieです。 よく使われているんだけど、どう理解したもんか悩む単語っていうのが、僕にはありまして。その輝けるツートップが「思い出作り」と「自分探し」なんですね。思い出は作るものじゃなくて生まれるもの、自分は探すものじゃなくて認めるもの、恋はするものじ
著者によれば、日本は「無法国家」ではないが「法治国家」でもない。例えば公共建設工事を巡る談合だ。これこそ、「予定価格を定めて入札を行い、最も低い価格を提示した業者が落札する」と決めた会計法(制定が明治22年!)という法律に背く違法な制度である。 「だから談合は悪だ!」という短絡思考に陥るのを著者は戒める。高度成長期、官民が一体となって作り上げた談合制度は当時の社会に埋め込まれた仕組みであり、少なくとも当時は一方的に悪と見なすことはできなかった、というのが著者の立場だ。 根拠はこうだ。ゼネコンにとってみれば毎年の受注量が談合によって安定した。競争がないからゼネコンの利益は増え、ある部分は建設技術の高度化にも投資された。東京タワーや高層ビルができたのは談合のおかげかもしれない。地方への富の配分システムの一翼も担ったし、ゼネコンからの政治献金という名目で政治家の懐も潤し、税金で担うべきだったかも
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く