不思議な夢を見た。 200X年、世界的な金融危機を、歴史的な与野党の翼賛救国統一内閣により日本は乗り切っていた。 財務省と日本銀行の歴史的な和解をし、政策目標をシステム的に統一できたことで、将来に向けてゆるやかなインフレが起こるという国民の納得が得られた。将来に向けて貨幣の価値が下がるという先進国では当たり前のことがようやく当たり前のこととして受け入れられたため、内需も拡大し、賃金も上昇し、おだやかな成長路線に入ることができた。 国家財政においても1ドル40円にまであがった為替レートを利用して、ゼロクーポンの長期国債を発行した。日本の国債が信頼できる数少ない通貨である円建ての資産として海外投資家から人気を呼び、国債の転換が進んだ。ゼロクーポンであるために、毎年の国家予算における利払いが減少したため、経済対策に財政の多くを振り向けられたのも、繁栄を後押しした。 なにせ対外的には日本人の資産は
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く