[シカゴ 25日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が25日発表した追加金融対策は、FRBのバランスシートをさらに膨張させることになるが、アナリストらは今回の対策について、量的緩和という異例の政策領域に踏み込んだ新たな一歩と解釈している。 FRBは政府系住宅金融機関(GSE)の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)FNM.NFNM.N、連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)FRE.NFRE.N、連邦住宅貸付銀行(FHLB)が発行した債券を最大1000億ドル買い取るほか、ファニーメイ、フレディマック、連邦政府抵当金庫(ジニーメイ)が保証する住宅ローン担保証券を最大5000億ドル買い取ると発表した。 さらに財務省と連携し、中小企業や個人向けローンを裏付けとした証券の保有者に最大2000億ドルの貸し出しを行う方針だ。 米商務省が同日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)改定値はマイナス0.5%