ロシアの非常事態省は14日、連日の猛暑の影響で、酒に酔ったまま水遊びをして死亡する人の数が急増していると明らかにし、市民らに注意を呼び掛けた。 この3週間熱波が続く首都モスクワ周辺では、今週末も気温37度の記録的な暑さが見込まれ、湖などの水場で酒盛りをする人の姿も多くみられる。 非常事態省によると、水の事故による犠牲者は13日だけで子ども2人を含む49人に上り、6月には国内で1200人以上が水死したという。 水死した人の多くはウォッカなどを飲酒しており、酒に酔った親が注意をしていなかったために、子どもがおぼれたというケースもあるという。 ロシアの猛暑は農作物にも深刻な被害を与えており、政府は16地域で非常事態を宣言。これら地域を合わせると、ポルトガルの国土面積に匹敵するという。(ロイター)