神奈川、山梨両県警は15日、牛丼店「すき家」に押し入り現金を奪ったとして強盗の疑いで、山梨県笛吹市の農業手伝い宮木誠容疑者(26)と弟の無職大輔容疑者(23)、神奈川県綾瀬市の無職少年(19)を逮捕した。 両県警によると、両県では昨年11月以降、深夜や未明に主に飲食店を狙った強盗事件が15件発生、被害額は計416万円に上る。うち11件がすき家の被害で、3人は「すき家で大金が奪われた事件があったと知り、金があると思った。(逮捕容疑の)ほかにもやった」と供述している。 両県警は防犯カメラの映像などから、3人を含む同一グループによる連続強盗の疑いがあるとみて裏付けを進めている。 逮捕容疑は、今年3月18日未明、横浜市旭区のすき家下川井店に押し入り、店員を刃物で脅して約32万円を奪った疑い。神奈川県警が5月に共犯として逮捕した少年(18)の供述から、浮上した。(共同) [2010年7月15日21時