今回は、デスクトップ仮想化の設計フェーズにおける「サイジング」についてポイントを解説する。企業や部署によってPCの利用状況には大きな違いがあるため、「Windows XPを利用する場合の標準ケース」「Windows 7を利用する場合の標準ケース」「Windows 7をパワーユーザーが使うケース」といったパターンに分けてサイジングの目安を見ていこう。 リソースのモニタリングによる利用状況の把握 現在利用中の既存クライアントPCについて、リソース利用状況の平均を把握することは案外難しい。Microsoft Officeを利用する環境において、たくさんのウィンドウを同時に起動する利用者もいれば、同時起動が少ない利用者もいる。利用者によってデスクトップの使い方が様々なのだ。事前にパフォーマンスログをサンプリングして収集し、結果をグループ化した上で分析すると、リソース利用状況の把握精度が向上する。
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