一時は経営難が囁かれた中国発のEVメーカー「ファラデー・フューチャー」がようやく難局を切り抜けたようだ。ジア・ユエティン(賈躍亭)率いる同社は新たに約20億ドル(約2190億円)の資金調達を行ない、米国財務省の承認も受けた。 中国のビリオネア許家印が率いる恒大集団傘下の香港企業「恒大健康産業集団」は、ファラデー・フューチャーの株式45%を約8億6000万ドルで買収した。恒大集団が6月25日に提出した書類で明らかになった。 ファラデーの既存株主らは33%の持ち分を維持し、残りの22%は社員向けのインセンティブプログラムに放出されるという。 ファラデーは現在、ロサンゼルスに本拠を構え、かつて米国日産が入居したビルにヘッドクオーターを置いている。同社によると今回の株式売却による資金調達のディールは昨年11月にアレンジされたもので、先日になってアメリカの対米外国投資委員会の承認を得たという。 「今