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ブックマーク / sumii.hatenablog.com (3)

  • 帰納法と余帰納法の何がどう双対なのか(初等的に) - sumiiのブログ

    (高校で習うはずの)数学的帰納法をはじめとする帰納法(induction)と、(π計算など並行プロセス計算に出てくる)双模倣(bisimulation)をはじめとする余帰納法(coinduction)は、双対(dual)であると言われます(例)。双対というのは、大雑把に言うと、論理式のド・モルガンの法則 ¬(A∨B) ⇔ ¬A∧¬B と ¬(A∧B) ⇔ ¬A∨¬B のように、何か一組のもの(ここでは∧と∨)をひっくり返しても同じ式が成り立つという関係です(例)。 しかし、自分は学部4年ぐらいのときに余帰納法(というか双模倣)を習って、「(数学的帰納法のような)帰納法と(双模倣のような)余帰納法が双対」と聞いても、何となく「余帰納法は結論を仮定する(?)から、仮定を仮定する(?)帰納法と反対なのかなあ」と思うぐらいで、恥ずかしながら何が双対なのかよくわかりませんでした。かといって、詳しい人

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    itchyny
    itchyny 2021/08/24
  • 量子計算とプログラムの不動点意味論 - sumiiのブログ

    http://alohakun.blog7.fc2.com/blog-entry-321.html 関数の情報がどんどん増えていって,その単調増加列 (近似) の極限 (という用語を使ってよいのか ? ですが) で,目的の関数 (最小不動点) に収束する,という概念が面白かった. せっかくなので反応しておくと、Keye Martinさんという人が2004年1月頃にPennへ来たときに 古典計算機では計算の反復ないし再帰の回数xは自然数で、xが増加すれば情報量も増加する。量子計算機では、xが実数や複素数になって「√n回の反復」「i回の再帰」などが実現でき、xと情報量との関係は放物線などになる。 みたいな不動点意味論の話をしていてビビリました。この↑説明はスーパー劣化コピーですが、talkのアナウンスから引用すると `Entropy' is to quantum state as `lengt

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  • callccによる排中律の証明 - sumiiのブログ

    Wadlerのパクリ。というか劣化コピー。 悪魔:「あなたが私と契約してくれたら、(A)『私があなたに一億円をあげる』、(B)『あなたが私に一億円をくれたら、どんな願いでもかなえてあげる』のどちらかをして差し上げます。(A)と(B)のどちらにするかは、私が決めます。」 人間:「どちらにせよ害はなさそうなので、じゃあ契約します。」 悪魔:「はい、では私は(B)を選びます。」 人間:「やっぱりそう来るか。でも一億円なんて持ってないし、まあいいや。」 (十年後) 人間:「気になってしょうがないので、悪いことをして一億円を集めました。だから願いをかなえてください。」 悪魔:「そりゃどうも(と一億円を受け取る)。では私は(A)を選びます。はいどうぞ(と一億円を返す)。」 ICFP 2003の会場ではWadlerとShiversが壇上で寸劇をやりました(当)。λ式で書くと callcc(λk:¬(T

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