一昨日の伝法院講座で講師の先生・・・っていうか院長が・・・・ 「我々はお経を読むときは衆生に背を向けて、話をするときにはご本尊様に背を向ける矛盾した存在」と仰ったが、これは大きな間違いだと思う。 檀家さんなど参列者に背を向けるという意識で座って経を読んでいる訳ではない。 「同じ向きに座っている」「皆さんと一緒に仏様に向かっている」という意識であって、背を向けているというものではない。 参列者だって、そう思っているのではないか、と思う。 参列者と同じように仏様の方を向いて、仏様の仰ったことが記してあるものである「お経」を信じて読む。 これは信心を表わすことである。帰依の心だと思う。 信じる仏様の言葉を(そうであると信じて)読み上げる。 それは「こう仰ってますよね」という自分と、自分たち信心を持つ者同士が、仏様の言葉を確認しあう心でもあると思う。 それはまた仏様を称えることでもある。 経文、お