先日読んだ「天国はまだ遠く」という本の後半のある部分を読んで「自分から見た自分と他人から見た自分の違い」って何だろうなと思い、そのことについて少し考えてしまいました。 天国はまだ遠く (新潮文庫) 作者: 瀬尾まいこ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/10/30メディア: 文庫 クリック: 17回この商品を含むブログ (163件) を見る 死のうとしたのに死ねなかった一人の女性のその後を描いた作品なのですが、悲壮感よりも日々癒されていく暖かさとそこにい続けられない寂しさがとても印象的ですごく好きな作品です。本書の中で一番印象に残ったのは、千鶴と田村が交わした別れ際のある会話でした。 「そやな。それに、あんたって、自分が思ってるんとは全然違うしな」 田村さんはそう言いながら、けたけた笑った。 「どういう意味ですか?」 「あんた、自分のこと繊細やとか、気が弱いとか言うとるけど、えらい
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