ブックマーク / business.nikkei.com (21)

  • 「価値あるもの」はすべて独学から生まれる

    教養がもたらしてくれるものは、「豊かな人生」だと思います。例えば、リベラルアーツと呼ばれる学問群は、「人々の思想や発想を自由にするためのもの」と言われます。さらにその質を突き詰めると「人に騙されないための技術」でもあるのです。 一例を挙げてみましょう。世の中はグローバル化が進んでいると言いますが、世界の貿易統計を見ると明らかにローカル化が進んでいる。併せて、「ポピュリズム」「保護主義」「人種差別」も台頭している。こうしたことに気づくことが教養であり、「グローバル化が必要だ」と言っている発信源に対して、検証や批判が必要になる。そのためには「1人で学ぶ力」をつけることが大切だと思うのです。 学費が100万円を超すなんてバカバカしい 山口さんの経歴を見ると、広告代理店マンからコンサルタントに転身する際も、独学で得た知識で入社試験に臨んだそうですね。 はい。コンサルタントの経験値ゼロの営業マンが

    「価値あるもの」はすべて独学から生まれる
    itouhiro
    itouhiro 2018/01/20
    「最効率かつ最短で学ぶには名著や古典で基本押さえれば後はすべて応用。戦略を立てる:必要情報を定めてから情報源を探す。本の読み方:熟読/要点だけ/映像。抽象構造化:読んですぐ要約。異なる分野が関連づく」
  • 図書館よ永遠なれ

    スタジアムでサッカーを見る楽しさの半分以上は、サッカーそのものとは別のところにある。 観戦の醍醐味について述べるなら、ディフェンスラインの駆け引きや、サイドチェンジのパスの軌跡が、スタジアムの座席からでないと真価の見えにくい技巧である一方で、ドリブル突破の際の細かいステップワークや密集の中での選手同士のボディコンタクトの詳細は、テレビ画面を通してでないと把握できない。それゆえ、競技としてのサッカーの全貌をあますところなく堪能するためには、スタジアムでゲームをひと通り見た後に、帰宅後、あらためて録画を確認する必要がある。 ただ、競技としてのサッカーを観戦することとは別に、スタジアムには、「共同性」の魔法がある。 別の言い方で言えば、大勢の人間と同じ場所で同じ偶発事件を注視する共同体験の一回性が、半ば群棲動物であるわれわれを陶酔させるということだ。 同じプレーに歓声をあげ、得点に跳び上がり、パ

    図書館よ永遠なれ
    itouhiro
    itouhiro 2017/08/25
    「スタジアムでサッカー観戦する楽しさの半分以上は共同体験の一回性。群集心理がもたらす興奮。集団的な娯楽は愚民化の過程を含む。テレビ共同視聴の対象は出来の悪い番組ほど面白い。罵声と嘲笑が娯楽」
  • 料理動画のクラシル、圧倒的支持の意外なワケ

    料理動画のクラシル、圧倒的支持の意外なワケ
    itouhiro
    itouhiro 2017/08/24
    「クックパッドを動画で置き換えたい。200万レシピでも需要あるのは上位5%つまり動画1万本で十分。品質ではなく適切な内容・時期・場所に集中。その日の晩ご飯に実用的。動画は分散させると他社が再生回数制御」
  • アドビはマーケティング費用の7割がデジタル

    アドビはマーケティング費用の7割がデジタル
    itouhiro
    itouhiro 2017/06/02
    「タイミング早く購入ステップに移ると結果的にサイトから離脱。一方、製品を理解した上で購入に進むと離脱は少ない。ストーリーテリング(物語を伝えること)はマーケティングのすべて。ワクワクなくして購入なし」
  • 秋元康氏、革新を起こし続けてきた男の頭の中

    アイドル産業において革新の中心に居続けるのが、現在AKB48グループの総合プロデューサーを務める作詞家の秋元康氏。なぜ彼はイノベーションを起こし続けることができるのか。人に話を聞いた。 秋元 康(あきもと・やすし)氏 1958年生まれ。東京都出身。高校時代から放送作家として活動。「ザ・ベストテン」など数々の番組構成を手掛ける。83年以降、作詞家として美空ひばりさんの「川の流れのように」をはじめ、数々のヒット曲を世に送り出す。現在は、国民的アイドルAKB48グループと、乃木坂46・欅坂46の総合プロデューサーも務める。(写真:竹井 俊晴) 今回の特集で非常に悩んだ点が「アイドル」の定義です。秋元さんの「アイドル」の定義とはなんでしょうか。 秋元康氏(以下、秋元):「手の届く高根の花」か「手の届かない隣のお姉ちゃん」ですかね。これは作詞家の阿久悠さんの言葉です。幻想っていうと身もふたもないけ

    秋元康氏、革新を起こし続けてきた男の頭の中
    itouhiro
    itouhiro 2017/04/03
    「時代によってファンのほうが変化している。タイミングよく出せるかどうかが重要。おニャン子のときは学校テストを優先する素人に、AKBのときは成長するアイドルを大衆が望んでいた。市場調査を一切しない」
  • AIをどう使いこなすべきか、羽生棋士と考える

    あらゆる産業のあり方を大きく変える可能性を秘めるAI人工知能)。機械学習によって加速度的に賢くなるAIを、人類はどう使いこなすべきか。日を代表する将棋の棋士とAIベンチャーのトップが未来を語った。 羽生善治氏(以下、羽生):1年前のCES(世界最大の家電見市)でトヨタ自動車のブースに展示されていた機械学習による自動走行のデモンストレーションをビデオで見ました。交差点のような場所をミニチュアカーがぶつからずに行き交っていました。システムを作ったのがプリファード・ネットワークス(PFN)さんと聞き、いつかお話ししたいと思っていたんですよ。 西川徹氏(以下、西川):私と岡野原がコンピューターサイエンス関連の最先端技術を開発するプリファードインフラストラクチャーという会社を創業したのが2006年です。 岡野原は機械学習AI人工知能)を、私は処理スピードの速いコンピューターの研究を担当して

    AIをどう使いこなすべきか、羽生棋士と考える
    itouhiro
    itouhiro 2017/03/23
  • 「スッキリしたい」言語麻薬がトランプを走らす

    トランプ大統領の就任演説も、ヒトラーの施政も、金持ちにも貧乏人にもいい顔をして、落としどころがない話をしている。しかし、ヒトラーに関して言えば、なぜすぐに底が割れなかったのでしょう。 片山:歴史を振り返ると、頭のいいポピュリストは、次のごまかしを持ち出して、前の話を忘れさせるんです。例えば経済がごまかせなくなったら、次は外交。「やる時はやるぜ」という姿勢を見せると、1年かそこらは「やっぱり彼はすごい」と人気を保てる。そして「どうしようもなくなった」と言われる前に、退任していれば上々、というわけです。 ひどい(笑)。そういう、うまく逃げおおせたポピュリストには誰かいますでしょうか。 片山 杜秀(かたやま・もりひで)氏 音楽評論家、政治思想史研究者、慶應義塾大学法学部教授。1963年生まれ。近著は『近代天皇論 ──「神聖」か、「象徴」か』(集英社新書)、『大学入試問題で読み解く 「超」世界史・

    「スッキリしたい」言語麻薬がトランプを走らす
    itouhiro
    itouhiro 2017/02/06
    「慶應大教授:頭のいいポピュリストは逃げおおせる。オバマは議会を動かす交渉力がない。失うものがない人はすっきりするのが最優先。良識派発言は叩かれる。他人を叩く言説は瞬間的でも気持ちよくなる麻薬」
  • 身もふたもなくいえば、ヒトラーそっくりです

    身もふたもなくいえば、ヒトラーそっくりです
    itouhiro
    itouhiro 2017/02/03
    「慶應法学部教授:市場を自ら限定するなら社会主義的ゼロ成長になる。現代は経済成長させる政治家しか選べないが先を考えない政治家だけがそれを言える。オバマ政策はよき伝統だが、中間層は余裕がないので不支持」
  • 承認欲求が満たされれば間接部門は変わる

    承認欲求が満たされれば間接部門は変わる
    itouhiro
    itouhiro 2016/12/06
    「間接部門が保守的なのは減点方式で評価され、ミスをすると責任を問われるから。加点の機会は少ない。報償が出る仕組み(間接部門にも賞金)で改善。注目され自分を認めさせたい、俺は聞いてない=承認不足」
  • トランプは何もできないではなく、何もしない

    トランプは何もできないではなく、何もしない
    itouhiro
    itouhiro 2016/11/04
  • ポケモンGOの開発秘話から今後まで、幹部語る

    ポケモンGOの開発秘話から今後まで、幹部語る
    itouhiro
    itouhiro 2016/08/30
  • 三洋出身の私がなぜシャオミで炊飯器を作るのか

    三洋出身の私がなぜシャオミで炊飯器を作るのか
    itouhiro
    itouhiro 2016/08/26
    「三洋で炊飯器開発リーダー→圧力式開発→売れない→協力会社に籍を移し設計から見直し→売れた→パナ引き取り」「中国製品つまらないのは経営問題。10倍近い購買力。中国企業の日本企業買収珍しくない」
  • ポケモンGO、爆発力生んだ日米協業の舞台裏

    ポケモンGO、爆発力生んだ日米協業の舞台裏
    itouhiro
    itouhiro 2016/08/18
  • ドイツで試乗した「ミラーなしの車」のすごさ

    答えは「鏡がない」こと。サイドミラーとバックミラーが付いていない。後方を確認するための鏡をカメラで置き換えたもので、一般的に「ミラーレス車」と呼ばれる。ミラー代わりのカメラを「電子ミラー」と呼ぶこともある。 ミラーに関する国際基準が改定され、カメラの使用が可能になった。これを受けて日でも、国土交通省が6月18日に道路運送車両の保安基準を改定。自動車メーカーはミラーレス車を開発することが可能になった。 新型車であれば、2019年6月18日以降に発売できる。この改定によってミラーレス車ににわかに注目が集まっている。 では、ミラーレス車のメリットとは何か。 続きを読む 有機ELモニターで後方を確認 一つ目は、死角がなくなることだ。運転経験があるなら、レーンチェンジや左折右折の時、死角にクルマや歩行者が入ってひやっとしたことがあるだろう。 コンチネンタルの試作車では、これまでサイドミラーが付いて

    ドイツで試乗した「ミラーなしの車」のすごさ
    itouhiro
    itouhiro 2016/08/02
    「ミラーに関する国際基準が改定され、カメラの使用が可能。日本では2019年6月18日以降に発売できる」「ミラーレス車のメリット:後方確認用カメラ5つで死角をなくす、空気抵抗小→燃費、後続車両との距離を赤色警告」
  • 熱狂ポケモンGO、岩田社長の遺志継いだ米企業

    聞けば、位置情報を利用したスマホ向けゲームアプリ「Ingress(イングレス)」の愛好者。米グーグル発祥のベンチャー、ナイアンティックが開発・配信しているゲームで、アプリのダウンロード数は累計1300万を超える。この日は、ナイアンティック主催の一大イベントがお台場であり、数千人のイングレスファンが集結していた。 このナイアンティックこそ、ポケモンGOを大ヒットさせた立役者。イングレスはポケモンGOのベースとなったゲームである。 「家にいたままでは楽しめない」ゲーム とにかくポケモンGOの勢いは凄まじい。6日に米国で配信されると、瞬く間に全米へとブームが広がった。米調査会社によると米国での1日の利用者数は約2100万人となり、人気ゲーム「キャンディークラッシュ」が記録した同2000万人を超える歴代1位を記録したという。

    熱狂ポケモンGO、岩田社長の遺志継いだ米企業
    itouhiro
    itouhiro 2016/07/19
    「岩田氏は少数ユーザーからの多額課金モデルを暗に否定。広く浅い課金モデルを確立したい」「ポケモンGOは、品のある課金にとどまっている。プレーヤー1人あたり約70円課金の計算」
  • 「そしてソニーはロボット開発をやめた」

    「そしてソニーはロボット開発をやめた」
    itouhiro
    itouhiro 2016/06/14
    「フロー経営とは管理ではなく、現場に任せる信頼の経営。社員の内発的動機(面白い新しい仕事をしたい)を起こさせる。先進的経営 ⇔ 成果主義とは金銭や地位で人を動かす外発的動機を重視。時代遅れ経営」
  • 「ソニーの本質は高級なおもちゃ会社」

    「ソニーの本質は高級なおもちゃ会社」
    itouhiro
    itouhiro 2016/05/19
    「日本は戦略が弱くて、全て戦術になる。ロングレンジで考えない(兵站整えない)」「大賀氏は伝票まで見て不正許さない風土。仕事は現場任せ(買収し経営現地任せ)。そのメリハリ。ハードとソフト事業に距離を」
  • 「ソニーの使命は大賀時代で終わっていた」

    「ソニーの使命は大賀時代で終わっていた」
    itouhiro
    itouhiro 2016/05/17
    「ソニーは総合力経営ではなく少数のヒット商品頼みの経営で成長。抜群の先見性があるカリスマが頑張らないと経営できない→ソフト事業の経営では基本」「社長という地位が目的の人では」「事業を変えて会社存続」
  • 「ソニー社長を引き受けた平井さんは軽率だな」

    「ソニー社長を引き受けた平井さんは軽率だな」
    itouhiro
    itouhiro 2016/05/16
    「プレステ生みの親丸山氏語る」「いい作品を作る人(わがままなアーティスト)をマネジメントできる(説得しながらビジネスにしていく)人材」「創業者世代は度胸9割」「リーダーシップはトップを信用できること」
  • 脳みそから血が出るほど考える:糸井重里さん

    1948年群馬県生まれ。「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰。 1971年にコピーライターとしてデビュー。 「不思議、大好き。」「おいしい生活。」などの広告で一躍有名に。 また、作詞やエッセイ執筆、ゲーム制作など、幅広いジャンルでも活躍。 1998年6月に毎日更新のウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を 立ち上げてからは、同サイトでの活動に全力を傾けている。 その時、自分の生命力みたいなものをふり絞って出てくるもの。それがクリエイティブだと思うんです。よく社員に言うんですが、「君は脳みそから血が出るくらい考えているか」って。僕は「何か始めたら脳みそから血が出るくらい考えるぞ」と。なぜかというと、「脳みそから血が出るくらい考える」方が面白いから。 川島:私、脳みそから血が出るほど考えられない(笑)。 糸井:失敗してもいいんですよ。クリエイティブであることが大事なわけで、思いっきり突っ込んでいったけれど一

    脳みそから血が出るほど考える:糸井重里さん
    itouhiro
    itouhiro 2016/03/16
    「クリエイティブを仕事にする上で大事なのは、仕入先(=自分自身に問いかけて、売れるに決まっていると思えるものを探す)と市場(=客=金を持ってきてくれる、喜んでくれる)。激戦区で売ることを前提に」