宇都宮市は、市立図書館の貸し出し本に挟むしおりや休館日などを知らせる「図書館カレンダー」を広告収入事業として活用することを決めた。年度内に事業者を募集する方針という。 市生涯学習課によると、図書館での広告収入事業は、昨年夏から雑誌のカバーに広告を掲載している。ただ、長引く不況や昨年3月の東日本大震災の影響で市全体の自主税源が減少していることから、「より多くの人の目にとまるものを利用し、収入の確保につなげたい」とし、しおりなども活用することに決めた。 平成23年度の市立図書館と生涯学習センター内の図書室利用者数は延べ約90万人で、貸し出し本は407万冊。しおりは貸し出す度に本に挟んでおり、図書館カレンダーも年間3~4万部発行しているという。