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書評と哲学に関するivory_reneのブックマーク (2)

  • ウィリアム・ジェームズ - 死にたくなったら読む本 (Keynotes)

    死にたくなったらというのはちょっと大げさなのだが、二つの意味がある。生きる実感が得られないときに読んでもいいかもしれないし、行き詰まった状態を抜け出すために一度昔の自分を消し去るためにも有効かもしれないと思うのだ。 ウィリアム・ジェイムズ入門―賢く生きる哲学を読んだ。このを読むまで「ウィリアム・ジェイムズ」という哲学者を知らなかったし、彼のも読んでみたのだが、それほどピンとこなかった。にも関わらず、あえてご紹介しようと思う。 ウィリアム・ジェームズは、当初家族の期待に応えるべく医学を学ぶ。M.D.を取得する。彼はその過程で「魂の病」にかかっていた。どうやら自分で納得して医者になろうと思ったわけではなかったようなのだ。さまざまな身体症状が出た後、神経衰弱になり、を経て、最後に自殺を図った。結局、医者にはならず、ハーバードで心理学を教えながら、最終的に哲学者として知られるようになった。

  • 『<small>哲学の歴史 03</small> 神との対話』中川純男編(中央公論新社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 中公版『哲学の歴史』の第三巻である。このシリーズは通史だが各巻とも単独のとして読むことができるし、ゆるい論集なので興味のある章だけ読むのでもかまわないだろう。 巻はキリスト教神学の基礎となった2世紀のアレクサンドリアの哲学からルネサンス直前の14世紀のマイスター・エックハルトまでの1400年間をあつかう。中世というくくりになるが、年代的に長大なだけでなく、ギリシア哲学を継承し西欧近代に伝えたビザンチンとイスラムの哲学、さらにはユダヤ思想までカバーしている。これだけ多彩な思想の営みを一冊に詰めこむのは無茶であるが、従来の哲学史だとまったく無視するか、ふれても普遍論争に言及する程度だったことを考えると、中世の巻を設けてくれただけでもありがたい。 このシリーズは編集がゆるく執筆者を選んだらまかせきりという印象があるが、巻はその傾向が特に強く出たように思う。後半ではラテ

    『<small>哲学の歴史 03</small> 神との対話』中川純男編(中央公論新社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
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