2015年3月に創刊された『広島大学日本語史研究論集』は、同誌編集委員会の査読付きの同人学術誌である。発行主体の広島大学日本語史研究会は、広島大学大学院文学研究科の日本語史(国語史)の卒業生、大学院在学生を中心に組織され、事務は、広島大学大学院文学研究科日文研究室松本研究室に置かれている。『広島大学日本語史研究論集』は、日本語史研究に関わる学術論文、日本語史料の公開、古典語のデータの公表を目的としたものである。雑誌の公開は、紙媒体を廃して、広島大学図書館の学術情報リポジトリに電子ファイル(PDFファイル)を掲げたオンラインジャーナルで、ネットを通じて全世界に発信している。史料・データの公開を目標の一つに掲げて検索の便を考慮し、オンライン上での検索、また、掲載PDFファイルのダウンロードのPC上での検索に対応した形を取ることを目指した学術誌である。