芥川龍之介(1892-1927)の作品は、40を越える国と地域で翻訳されるなど国際的な評価も高く、海外における日本文学・文化受容に大きな役割を果たしています。 「国際芥川龍之介学会ISAS」は、世界各国の芥川研究者達の要請に応える形で、2006年9月に発足しました。 芥川文学、ひいては日本(語)近代文学に関する国内外の研究者の連携の窓口となり、日本文化研究の発展と国際社会への普及に貢献することを、設立の目的としています。 韓国・中国・台湾・ヨーロッパ・アメリカに支部を置き、毎年、国際シンポジウムを開催しています。 また、機関誌 『芥川龍之介研究 Akutagawa REVIEW』 を年1回刊行し、最新の研究成果を国内外に発信しています。 海外在住の芥川研究者に対する資料・情報提供といった支援活動や、グローバル化・グローカル化に対応できる若手研究者の育成にも取り組んでいます。