ねむらないただ一本の樹となってあなたのワンピースに実を落とす(笹井宏之) でも謝った瞬間、それは「私が悪かったこと」になってしまう。だめだ、それをやり続けたら死んでしまう。すみません、とほとんど反射のように謝りたがる舌を噛みしめて、お客へするように微笑みかけた。 (彩瀬まる『あのひとは蜘蛛を潰せない』より) 『あのひとは蜘蛛を潰せない』すごく面白かった。ドラッグストアにいくたびに思い出しそう。 「ちゃんとしなくていい。また一緒にこたつ入ろう。紅白も観ようね」って言われてみたい。
今日の日はなにもつけずに召し上がれこの世の甘い味がするから(盛田志保子) 名古屋へ行って芸術植物園が観れて満足。今村文さんの作品がすごかった。また観たい。名古屋、めったに行くことがないのでお土産をやたらと買って、新幹線の中で鬼まんじゅうを食べた。
海岸でかもめがキュウと鳴いたから入道雲の送風開始(竹林ミ來) かもめブックスの展示、たくさんの人にきてもらえて本当にうれしかった。竹林さんはいつの間にか二回きてくれていた。
神様の編んだセーター襟首のほつれ無慈悲に拡がってゆく(竹林ミ來) でも多分俺に興味はないんだろう 巻いたストールやっぱりほどく 糸くずがついているよと引っ張ればそこから長い長い泥沼 布団から手だけ伸ばしてリモコンを探すさまよういのちのように 直接は言えないことがデザートと一緒に喉を通過していく ドーナツの穴を通して朗読をしようとろける甘い詩歌を ジョホールバルの歓喜のあとのフランスは濃い芝の色だけの記憶に 竹林さんのブログ miraichik の10月から好きな歌七首。
さうではない、肥大しすぎた両翼がのしかかり舞へないのだ人は 笹井宏之 妹と高校野球をみる日曜日。 二人で高校野球をみてると祖父の思い出話が必ずでる。 あいちトリエンナーレの本を立ち読みしたら、行きたくなってきた。 「空飛ぶ泥舟」に乗りたい。妊婦の妹、行ってくれるんかしら。
しゃぼん玉見えない場所から吹き出して気付いてくれた人に決めます 竹林ミ來 結局、選挙特番を最後までみてしまった。 絲山秋子「不愉快な本の続編」が読み終わる。愛すべきダメ男。 絲山さんは、やっぱり好きだ。「忘れられたワルツ」も買って読もう。
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