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ブックマーク / to-yurikon.hatenablog.com (9)

  • 40代が老害になる時代 - 東京から飛んで学校図書館を考える

    昨年あたりから、「老害」にならないようにせねば、としばしば思うようになった。将来のことを話しているのではない、今、自分(40代半ば過ぎ)が老害になっているのではないかという恐怖と戦っているという話。 私だけが思っているわけでもあるまいと、今、これを書きはじめるにあたって、「40代 老害」とベタに入力してグーグル先生に聞いてみたら、いるいる(笑)。雑誌記事やら、ブログやらが出てくる。中でも、そうだよなあと思ったのが、このブログの記事。 今の若い子のほうが優秀 はっきり言います。20代、30代の若い世代の人たちの方が、我々40代よりも優秀な人が多いです。パソコンやインターネット環境が当たり前にあり、常に多くの情報に触れる機会があった彼らは、我々の世代よりも早く成熟しているし、物事の判断が非常にクールで合理的です。またそれが今の時代の生き方、仕事のやり方に非常にマッチしています。 彼らが優秀であ

    40代が老害になる時代 - 東京から飛んで学校図書館を考える
  • ALA冬季大会@デンバー - 東京から飛んで学校図書館を考える

    ALA Midwinter Meeting 2018に行ってきました。冬季大会ははじめての参加です。2月9日から13日といつもの年より時期が遅かったこと,また,昨年11月に発表されたAASLの新しい学校図書館基準について学びたかったことから,入試業務を調整してもらい,少し免除もしてもらって,行ってきました。ありがたい機会でした。 新学校図書館基準『学習者,学校図書館員,学校図書館のための全国学校図書館基準』(National School Library Standards for Learners, School Librarians and School Libraries)は,314ページと大部であり,会員外への定価は199.00 USDと高価でもあって,過去の基準とはちょっと違うものであろうとすぐに推測はされたのですが,入手してみて,グラフィックが多用されているものの,文化的背景を

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  • 「学校司書」の法制化にあたって考えるべきではないかと思うこと - 東京から飛んで学校図書館を考える

    すでに1年近く経ってしまっていてまことにお恥ずかしい仕事ぶりですが、2012年12月1日に、塩見昇先生にいらしていただいて、東京大学で開催した「日の学校図書館専門職員はどうあるべきか:論点整理と展望」の記録ができました。当日の様子を、プロの速記者の方に記録していただいたものに、当日配布資料を加えています。東大の学術リポジトリのここで公開していますので、クリックしてみてください。 さて、今日は、やっぱり、と思って、ちょっと意を決して書きます。「学校司書」という名称が学校図書館法に刻まれるかもしれない状況で、そのことが何をもたらすかについて私が考えていることです。 衆議院法制局による「学校図書館法の一部を改正する法律案(仮称)骨子案」なるものとして出回っているものを見ると、「学校司書」という名称が学校図書館法に刻まれるということですが、これには、私は、整理すると次の2つの理由から懸念をもって

    「学校司書」の法制化にあたって考えるべきではないかと思うこと - 東京から飛んで学校図書館を考える
  • 哲学カフェ@図書館 - 東京から飛んで学校図書館を考える

    恵比寿の三越に行くと必ず、地下のいたおろしというお店で山菜を求める。そのお店のお姉さんに教えていただいたとおりに、いつも、ただ煮る。これがあれば、なにもいらないというようなおかずになります。天然ものが出る時期ならもうますますたまりません。 一、締め切りを過ぎた原稿があるのネ。 そんなところで、こんなふうにブログを更新しているのを、担当さんが見たら、大変なのネ。 って、冗談じゃなくて、ほんとにそうなんですが、どうしても、忘れないうちに書いておきたいので。 豊島区立図書館さんといわき市立図書館さんと、立教大学司書課程の共催で、講師に河野哲也先生をお迎えしての哲学カフェが、終わりました。前者は実際には、図書館の中ではなくて、豊島区の中高生センター、ジャンプ長崎というところで行いました。その日、この施設にいた高校生も加わってくださったので、そういう意味ではよかったのですが、やっぱり、図書館でやり

    哲学カフェ@図書館 - 東京から飛んで学校図書館を考える
  • 学校司書の法制化を考える全国の集い - 東京から飛んで学校図書館を考える

    行きました。1時間半って短いよなーと思っていたら、案の定、質疑応答なし。最後は組織の代表者が順番に立って、意見表明というか意見具申、いやいや陳情?そういう構造が用意されていた。あのー、わたくし組織に所属してないんですが、、(そういえば日図書館協会の代表は発言したっけ?) 帰り道に一緒だった方たちにこれ言って、驚かれたのですけれど、今日の発言者でいちばんごまっとうだったのは河村建夫議員だったというのがわたくしの意見。新学習指導要領の趣旨を繰り返しただけだったかもしれませんが、最も学校教育と学校図書館の関係に言及していた。あのスクリプト、ご自分で書いたのなら、そうとうの人物です(だけど、ご自分の話だけで早退かあ…!)。ほかの方たちは、子どもたちの読書活動の活性化に学校図書館およびその担当職員の制度の充実が必要という語り方のように、私には聞こえました。残念。 法制化前に、論点整理がとにかく必要

    学校司書の法制化を考える全国の集い - 東京から飛んで学校図書館を考える
  • ジェンダーと学校図書館:職員のはなしから - 東京から飛んで学校図書館を考える

    昨日、日学術会議社会学委員会複合領域ジェンダー分科会主催の公開シンポジウム「雇用崩壊とジェンダー」に行ってみました。どんなのかを知りたい方は、こちらの日学術会議の公開講演会・シンポジウムのページの10月13日のところのリンクをクリックしてごらんくださいませ。このページ見ると、ものすごい数の、おもしろそうな、社会と学術界との対話が各地で、毎日のように開催されているのねえ、と改めて。 それで、「雇用崩壊とジェンダー」でいろいろな方たちのご発言にふれ、今般、法制化が話題のいわゆる学校司書の職員制度って、まさらにジェンダーの問題と漠然と思っていたのが、少しは構造的にわかってきた気がします。いわゆる学校司書の方たちの何パーセントが女性なのか、どこかにデータ無いでしょうか。。 先日、とある児童図書館に行ったら、もう事務室に10人とか女性だけ。つい「はあ〜、見事に女性ばっかりですねえ」と言ったら、「

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  • 学校図書館専門職 - 東京から飛んで学校図書館を考える

    悩みますが、やはり大変な危機意識があるので、また、やはり学校図書館研究者としての責任があると思ったので、書きます。私はかつて、千葉県市川市で2職種の職務分担についての調査を行い、論文を書いていますが、それは、2職種の制度の肯定、支持という私の態度の確定、とはなりませんでした。 世界的に見て、学校図書館などという小さな組織に2つの種類の職員なり教員なりが配置されているなどという状況は、私の知る限り、日でのみ、起きています。 今、国際的な各種専門職の養成の連携が起きていますが(ヨーロッパで言うボローニャ・プロセスのような動き)、最近、その動きに、日は、ガラパゴス島として、参加できなくなるのではないかと恐れています。他国との連携を考えれば、学校図書館の責任者が不明になる上下関係の不明瞭な2職種制はまったく考えられません(もっとも、学校図書館法があるかぎり、司書教諭が「専門的職務を掌」る、おそ

    学校図書館専門職 - 東京から飛んで学校図書館を考える
    ivory_rene
    ivory_rene 2012/08/22
    図書館を学校の知の中心にしようと思うなら違うと思う。学校の内奥に入るには、図書館を知っていればいいというものではなくて、担任や校務分掌を一廻りしないと。図書館の知識だけでは、学校は語れない。
  • 学校図書館専門職その2 - 東京から飛んで学校図書館を考える

    改めて、議論は、学校図書館に「人」を、か、学校図書館に学校図書館専門職を、なのか、ということなのだ、ということだとわかった気がしています。ただ(いっぱい)人がいりゃいいというのじゃないですよ、職場/仕事は。 世界的にみて、学校図書館専門職の職務の総体がひとつであるのに、これを分割しようという動きであるとしか、私には、二職種制確立の主張は、見えません。たとえば、子どもの読書サポーターズ会議の最終報告書の参考資料にいろいろな学校図書館関係教職員の責任や役割分担を示した図表はあります。「学校図書館の専門スタッフとボランティアの役割分担例」なんて見ると、こんなオリジナリティのあるもの(世界でただひとつの存在でしょう:笑)よく作ったなあと頭が下がります。が、よく見てみましょう。実は、ぜんぜん、職務の切り分けはできていない。とくに、教育活動に関わる部分は、ほとんどが、司書教諭と学校司書の両方が行うこと

    学校図書館専門職その2 - 東京から飛んで学校図書館を考える
  • 石巻の学校図書館を訪問 - 東京から飛んで学校図書館を考える

    石巻市立大原小学校2012年1月5日10時18分時点。 1月4日,5日と,東京学芸大学附属小の中山美由紀さんのコーディネートで,工学院大学附属中・高の有山裕美子さん,千葉県市川市の小学校の太田和順子さん,高桑弥須子さんという4人の学校司書さんたちが石巻市立大原小学校の学校図書館再建のお手伝いに行かれると聞きつけ,私も加えてもらいました。saveMLAKの活動の一環でもあったらしい。日常的に学校図書館で働いているわけではない私は,下請け要員であります。 7時過ぎの新幹線に乗り,仙台駅から石巻駅まで高速バスに乗り,石巻駅からはプロジェクト結の方たちのご案内で現地に着いたのは,お昼ころでありました。学校図書館を見ながら,お昼ご飯をべつつ,何をしたらいいかという話を皆でしました。13時ころに実際に活動を開始。まずは書架の配置換えをしました。そして,書架で囲んだ絵コーナーを設けました(最終的には

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