アイルランドGKから抗議されるハンション主審(AP) 18日のW杯欧州予選プレーオフ、フランス-アイルランド戦で、フランス代表FWティエリ・アンリ(32)のハンドを見逃したスウェーデン人のマーティン・ハンション主審(38)が、行方不明となっている。地元紙アフトン・ブラデット紙によると、携帯電話もつながらない状況で、批判から逃れるため「雲隠れ」しているという。同主審は試合後にアイルランドGKギブンらから「誤審」を問われると、「100%ハンドはなかった」と断言し、胸を張って控室に戻ったという。ハンション主審の職業は消防士。地元紙は「消防士なのに、騒動に火をつけて逃げてしまった。スウェーデン人のW杯出場はこれでなくなってしまった」と皮肉を込めて報じた。 [2009年11月21日8時22分 紙面から]