防衛費増額の財源として国債の償還期間を延長し、自民党内で毎年の返済額を減らして財源に充てる案が浮上している。政府の借金である国債の「60年償還ルール」を見直そうというのだ。この仕組みと、見直した場合の影響をまとめました。(押川恵理子) A 国債を60年かけて返す日本独自の制度です。例えば10年で返す国債を600億円発行した場合、10年後に一般会計から国債返済のための特別会計への繰り入れで100億円返し、残り500億円は借換債(借金を返すために発行する国債)の発行で返します。こうした手法を繰り返し、60年後に完済する手法です。
![「国債償還60年ルール」見直しとは? 防衛費の財源として浮上 借金膨らみ将来世代の負担は増大:東京新聞 TOKYO Web](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cf0102e822237f9c1b7555a2489f073971fd8d32/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.tokyo-np.co.jp%2Fimage%2Farticle%2Fsize1%2F1%2Fd%2Fe%2Fd%2F1ded61ee85fd4e76275f770a542cc64a_1.jpg)