地球温暖化によって西南極の海底が真っ赤な深海ガニで埋め尽くされるかもしれないという論文が、7日の学術専門誌「英国王立協会紀要」に掲載された。 この深海ガニは、5年前に発見された「Neolithodes yaldwyni Ahyong and Dawson」という名前のカニで、とてつもなく貪欲。エサとなる小さな生物を求めて海底に穴を掘るため、「生態系のエンジニア」という異名を持つ。大群になると海の食物網全体に影響を及ぼす可能性もある。これまでは、西南極の反対側、ロス海でしか確認されていなかったのだが、今回の調査でウェッデル海にまでその生息域を拡大させていたという。 ソース:温暖化で南極の海底がカニで埋め尽くされる?ハワイ大研究 国際ニュース : AFPBB News ハワイ大学マノア校のローラ・グランジ氏率いるチームは、南極半島沖の生物多様性に関する調査の一環で、遠隔操作の探査船を大陸棚の端