盛岡の「さわや書店フェザン店」(盛岡市駅前通)が12月9日、「文庫X」の中身を公開する「文庫X開き」を開催する。 「文庫X」は本全体を全面帯で覆い、ビニールで包んで内容が分からないように販売している文庫本。今年7月下旬から同店で販売したところ当初用意していた60冊が数日で完売。その後、ツイッターなどで紹介したところ話題を呼び、現在は県内14カ所の書店で販売しているほか、47都道府県600店舗以上で展開されている。同店での売上数は累計で4300冊を超えた。 発案者である同店スタッフの長江貴士さんは「まさかこんなに広まるとは思っていなかったので、最初はとても驚いた。すぐに正体がばれてしまうのではという心配もあったが、今まで隠し続けられたのも読者の皆さんの協力があったおかげ。一緒に盛り上げてくれたことに心から感謝している」と話す。 「文庫X開き」当日は17時30分を解禁時刻とし、同店ではツイッタ
企画展「あの頃、映画は娯楽の王様だった」で往年の映画ポスターに見入る人たち。青春を重ねているようだった=宮古市立図書館で 宮古市の映画館の歴史を概観する企画展「あの頃、映画は娯楽の王様だった」が市立図書館で開かれている。戦後一時期、7館を誇った映画館や上映作品がポスターなどとともによみがえり、興行がそのまま文化だった時代の息吹を今に伝える。中高年の市民らが自らの青春を重ね、懐かしそうに見入っている。【鬼山親芳】 9月、沿岸で唯一の「みやこシネマリーン」が経営難から、常設館としての19年の歴史に幕を閉じた。企画展は、宮古の銀幕を飾った映画館の数々を振り返り、「いつの日か再び映画の灯を」の思いをこめて開催された。 宮古の映画館は、元々芝居小屋だった常磐(ときわ)座が1917(大正6)年に常設館として開館したのが最初とされる。その後、20年に宮古館が続き、33年には鍬(くわ)ケ崎にあった有楽座を
JR田沢湖線小岩井駅(滝沢市大釜風林)の駅舎の復元リニューアル工事が、11月に完了した。建設当時の外観によみがえり、駅舎内は待合室なども拡張して利便性が向上。築100年を超える歴史的建造物を保存するとともに、地域活性化や観光拠点としての活用が期待される。3日に記念式典が催され、約80人が完成を祝った。 全文を読む 街なかに光の渦 「もりおかイルミネーションブライト」始まる 2023-12-02 盛岡の冬を彩る「もりおかイルミネーションブライト」(もりおか街なかイルミネーション実行委員会=内舘茂会長=主催)が1日に始まった。市中心市街地エリア7カ所が約15万個の電球で彩られる。来年2月29日まで。 全文を読む 郷土のおやつを作る 盛岡農高で「食の交流会」 南部黒平豆のみそを使い 2023-12-01 魅力ある農村社会の構築などを目指す女性組織、盛岡地方生活研究グループ連絡協議会(三浦美恵子会
<自民岩手>参院選敗戦で責任論噴出 自民党岩手県連は23日、盛岡市で総務会を開いた。夏の参院選岩手選挙区(改選数1)で党公認の新人候補が落選したことについて、県連幹部の責任を問う意見が相次いだ。 会合は非公開で行われた。出席者によると、複数の市町村支部長から「各支部と地元選出国会議員、県連幹部との連携ができていない」「都市部での選挙戦略が足りない」などの批判が上がった。 これに対し、参院選の総括責任者を務めた鈴木俊一県連会長(衆院2区)や工藤勝子幹事長ら幹部が辞意を示したが、了承するかどうかは保留された。今後、県議らで協議する。 総務会終了後、鈴木氏は「敗因や責任論についてかなり厳しい意見が出た。十分に検証し、今後の対応を検討したい」と話した。
<窯出し>じっくりと焼き上げた炭の出来を確かめる韮沢さん。30年前、自宅の裏山に造った窯は4畳半ほどの広さで、高さは約1.2メートル。腰をかがめながらの作業は大変そうだ 岩手県は木炭の国内生産量で3割を占め、日本一を誇る。本格的な冬の訪れを控え、主産地の県北地方では炭作りが盛んに行われている。 北上山地の山懐に抱かれた久慈市山形町荷軽部地区。韮沢彦蔵さん(79)が炭焼き作業に追われていた。キャリアは60年以上。早朝から、ナラなどの原木を窯に詰めたり、焼き上がった炭を取り出したりする日々が続く。 生産しているのは「岩手切炭(きりずみ)」のブランドで販売される黒炭。飲食店やレジャー向けに人気が高い。 県内の炭作りは明治時代半ば、農家の貴重な現金収入源として広まった。幼い頃に父を亡くした韮沢さんは「家計を支えたい」と18歳で窯を造った。専業で年間20トン前後を出荷する。 優れた技能者を県
米Microsoftのメールサービス「Outlook.com」が11月17日ごろから不調で、多くのユーザーがアクセスできなかったり同期できなかったりしている。本稿執筆現在のDown Detectorによるサービス停止状況は以下のようになっている。 Microsoftは23日(米国時間)、ステータスページで「修正を完了し、サービスが復旧したかどうかを確認している」としている。 アプリあるいはモバイル端末でまだアクセスできない場合はWebブラウザでの利用を試すよう勧めている。本稿執筆現在、不調の原因についての説明はまだない。 関連記事 Gmail for Workが数時間にわたって機能停止に(ほぼ復旧) Googleの企業向けメールサービス「Gmail for Work」の一部のユーザーが、数時間にわたってサービスを利用できなくなっている。本稿執筆現在、ステータスページはまだ「まもなく完全復旧
「関東甲信の皆さまにお願いです。雪が降ったら雪結晶の写真を撮ってください」――気象庁の荒木健太郎研究官が11月24日、Twitterでこんな呼び掛けをしている。なぜ、雪結晶の写真が必要なのか。 関東甲信では24日、各地で雪が降り、東京都心では11月としては54年ぶりに初雪を観測。交通機関が乱れたり、路面が凍結したりと影響が出ている。荒木さんによれば、こうした降雪のメカニズムを解明し、天気予報の精度向上に役立てるために、雪の結晶の写真が必要だという。 降雪が比較的少ない関東甲信は、積雪の観測地点が少ないため、観測例がほとんどなく「学術的な価値がある」(荒木さん)という。荒木さんは、都心で27センチの雪が積もった2014年2月の豪雪をきっかけに、関東甲信での降雪メカニズムを研究。大気の状態などによって変わる雪の粒子を分析することが「雪を降らせる雲の構造や低気圧の特徴を把握するために重要」で、実
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