新型コロナウイルス感染拡大に伴うまん延防止等重点措置が、兵庫県で再延期されることになった。休業を含む時短要請も継続される見込みだが、神戸新聞社の双方向報道「スクープラボ」には、休業に見せかけてひそかに店を開く「闇営業」を疑う情報が次々と寄せられている。シャッターを閉め、裏口から客を入れているという神戸市内の居酒屋の前で、深夜まで張り込んだ。(小谷千穂) 「看板に『休業します』と書いているのに、裏口から客を入れて営業している店がある。酔客が午後11時ごろに出てきている」 2月、神戸市内にある居酒屋について、近くに住む女性が連絡をくれた。一昨年、時短や休業への協力金制度が始まってから、時短要請のたびに同様の状況が続くという。女性は県や警察にも連絡したが、様子は変わらないという。 多いときは週に4日ほど、店内からにぎやかな声が聞こえてくるという。女性は「協力金の不正受給の可能性もある。どこに通報