うしのくそ(牛の糞)とは、日本の昔話「猿蟹合戦」の登場人物の一人で、文字通り、牛の糞である。牛、ではなく、牛の糞である(大事なことなので2回言いました)。 概要[編集] 猿蟹合戦とは、狡猾な猿に騙された挙句に殺された蟹の子供達が、敵討ちを誓って猿の討伐を決意し、彼らの義侠に感銘を受けた蜂やイガグリ、大臼の協力もあって、見事猿を討伐して本懐を成し遂げる、という顛末のストーリーである。一部では、蟹はプロレタリアートを、サルはブルジョアジーを象徴しており、真赤な蟹(共産主義者)が腐敗したブルジョアジーに天誅を下す物語であると解釈されているが、この項目ではあえて言及しない。 この物語の中に、蜂やイガグリ、大臼らと共に、蟹の敵討ちを手伝い、お膳立てを行う協力者として登場するのが、うしのくそである。猿蟹合戦は各地に流布したものによって若干の差異があり、蜂、イガグリ、大臼は押し並べてどの猿蟹合戦にも登場