覚えておいてほしいのは、リサーチにかかる時間の高々2割程度を占める(1)(2)(4)の作業が、リサーチから得られる成果の8割以上を占めるということです。 私の実感では、1年目のコンサルタントがリサーチでほしい情報が得られなくて徹夜になったり、時間をかけたのに何の意味もない情報しか集まらず怒られたりという問題のほとんどは、この(1)(2)(4)の作業がしっかりと行われていなかったことにあります。 では、これらのステップで何を心掛けるべきかについて、説明したいと思います。 リサーチの各ステップで心掛けるべきこと (1)リサーチで答える論点の特定 このステップで行うべきことは、リサーチの意味 (=答えるべき論点)と、求められる情報の力点・粒度を正しく理解することです。 チームのメンバーとよく相談して「そのリサーチを通して答えを出さなければいけない問いは何か」「その答えに対して、どの程度精密な答え
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