オウム真理教の解散命令請求事件の記録が廃棄されていたことを突き止め、ツイッターに投稿した男子大学生=東京都千代田区の東京地裁前で 過度な献金が問題視される世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の解散命令が請求されるかが注目を集める中、過去に裁判所が出したオウム真理教など2件の解散命令の記録が廃棄されていたことが明らかになり、裁判所の記録管理のあり方が問われた。この問題の発覚のきっかけは、裁判に関心を持つ都内の大学法学部2年の男子学生(20)による独自調査だった。廃棄を知らされた学生は、裁判所の姿勢を「歴史的資料をないがしろにしているようだ」と疑問視する。 (小沢慧一) 「『オウム真理教解散命令事件』にかかる全記録が特別保存に指定されることなく、『廃棄』されていることが判明しました」—。11月22日、学生がツイッターに投稿すると「なぜそれを捨てていいと思った?」などと裁判所への批判が相次いだ。
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