標記の件、時間ないので長らくほったらかしにしていた僕の疑問の一つなわけですが、たまたまtemjinusさんのところで興味深い記事を発見。多少表記を変えて引用させてもらいます。 ガーナ帝国、マリ帝国の発展を支えたスーダン金がイスラム諸国の金貨鋳造国の原料となっていた。13世紀末にはジェノヴァ人が、また他の欧州諸国は15世紀半ばに、この黄金を源泉において捕捉しようと試みた。ポルトガルがアフリカ西岸を着々と踏査したのはこのためである。ポルトガルは特にギニアにおいて南米のそれには及ばないものも、かなりの量の金を発見する。しかしながらギニアの金の産出量は1520年をもって下降する。 スーダン金がイスラム諸国へ向かわず、西欧へ向かったために、15世紀からイスラム諸国は財政危機を経験することになる。 V. M. Godinho, L'Economie de l'Emire portugais aux X