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ブックマーク / blog.yugui.jp (11)

  • 苦痛による避けられない意識化 - 世界線航跡蔵

    恋愛からの自由—「恋愛普遍主義」批判 」を読んだ。コメント欄が興味深い。 # p_shirokuma 『恋愛からの自由に歓びを感じるべきなのだ、という人がこうやって滔々と恋愛に言及なさるんですね。なるほど。』 (2007/01/21 12:48) # Imamu 『そうやって無理やり「オマエも当は恋愛したいんだろぉ」という「物語」に回収しようとすること自体が恋愛普遍主義に犯された人の意見なんじゃないかと』 (2007/01/21 13:20) ありがちと言えばありがちな反応である。前提Aを押しつけられることが苦痛だ、と言っている人に対してそんな前提を気にしているのはお前だけだと言う。属性Bによって抑圧されることは不当だと言っている人に対して、誰もそんなことは気にしていない、気にしすぎだ、という。 でも、誰も気にしないような些細なことであっても、それによって苦痛を与えられ続けていればど

    苦痛による避けられない意識化 - 世界線航跡蔵
  • Rubyの呼び出し可能オブジェクトの比較 (3) - なんかklassの話

    前回 はコンテキストの概念を眺めて、klassを理解することが必要だという話になったのであった。 klass class文の中では構築しようとしているクラスに対応するClassオブジェクトがselfとなっている。それに、class文の中でのクラスメソッド定義をみると、なんとなく、「デフォルトではselfに、指定すればそのオブジェクトに」というメソッド呼び出しにおけるレシーバー解決に似ている。 class Foo def self.class_method_hoge p :hoge end end class Bar def Foo.class_method_huga p :huga end def self.class_method_huga_of_bar p :huga end end このことを考えるとRubyでは、メソッドはselfに定義されると考えたくなるが、そうではない。実はこれ

    Rubyの呼び出し可能オブジェクトの比較 (3) - なんかklassの話
  • Yellow between Red and Green - 世界線航跡蔵

    id:yuki_neko_nyan さんや id:moro さんが言う「仮実装に対するマーカーが欲しい」というのは実際の開発に置ける利便性という意味では分からないではないんだけど、捉え方は私の考えとは違う。 つまり、こういうことだ。 「仮実装は仮ではありません」 仕様は、少なくとも機能要件を満たすための要素に関しては自動実行可能な形式で書かれているべきだと思っている。だから、t-wadaさん曰く、「redフェーズは仕様の定義段階」なんでしょう。 仮実装でGreenになっているというこという状況は、その仕様を満たす極めてシンプルな実装ができたということ。定数を返しつづけるようなメソッドを書いてGreenになってしまうなら、そのモジュールは今はそういう仕様である筈だ。 だから、そこで言うべきは「仮実装に対するマーカーが欲しい」ではなくて「仕様の定義の不足に対するマーカーが欲しい」だと思う。 些

    Yellow between Red and Green - 世界線航跡蔵
  • Rubyの呼び出し可能オブジェクトの比較 (2) - というよりコンテキストの話 - 世界線航跡蔵

    前回 は各オブジェクトの基的な特徴を見ただけで終わってしまった。今回はこれらをコンテキストという観点から見てみたい。 前回のまとめ 呼び出し外側のscopeblock中身戻り値 __send____send__不可能(そもそもコンテキストを保存していない)可能保持しないメソッドの戻り値 Method[],call参照不可能可能メソッド体とselfメソッドの戻り値 UnboundMethod不能参照不可能-体メソッドの戻り値 Proc[],call,yield参照可能不可能closureProcの最後の値 Continuation[],call-不可能「続き」戻らない Proc#callにおいてブロック付きの呼び出しが不可能であることは前回は記述しなかった。 sshiさんにご指摘いただいた 。 Procを作成するときに指定するブロック仮引数の記述は、メソッド定義の際の仮引数の記述にとて

    Rubyの呼び出し可能オブジェクトの比較 (2) - というよりコンテキストの話 - 世界線航跡蔵
  • Rubyの呼び出し可能オブジェクトの比較(1) - 世界線航跡蔵

    Rubyにはコード片を表すオブジェクトが複数ある。 Method , UnboundMethod , Proc である。 Continuation は少し違うけど、実行コンテキストを記憶しているオブジェクトという意味では近いものがあるか。『 Ruby Way 』にはこういういろいろがあることについて「驚くほどのことではありません」と書いてあるけれども私は驚いた。で、これらが微妙に違うのだ。困ったもんだ。いや、便利なのかもしれないが。 それで今回はこれらの概要を眺めてみたいと思う。 普通のメソッド defでメソッドを定義するのが一番普通だやな。 class C def greeting(arg) puts "C#greeting reveived #{arg}" end def iterator yield 'iterator 1st' yield 'iterator 2nd' yield

    Rubyの呼び出し可能オブジェクトの比較(1) - 世界線航跡蔵
  • Seasar Conference 2006 Autumn (2) - 世界線航跡蔵

    前の記事 に続いてSeasar Conferenceをレポートする。 DI時代のTDD入門 次のコマは t-wada さんのセッションに出た。先日の WEB+DB PRESS vol.35 のTDDの記事を読んだ人にも呼んでいない人にも聞いてほしいとのことだった。 TDDのテストは品質保証のためではなく、開発促進のためのツール テストには粒度があり、資産価値がある DIコンテによってテストがやりやすくなった。 Eclipseを使いこなす とのことである。 TDDとは テストコードを書く テストが失敗することを確認する(red) テストを成功させるようなコードを書く テストが成功することを確認する(green) テストが成功する状態を保ったままリファクタリングする(refactor) このred => green => refactorのサイクルを回して開発を進めていく。 設計行為としてのテ

    Seasar Conference 2006 Autumn (2) - 世界線航跡蔵
  • Rails勉強会@東京 第9回 - 世界線航跡蔵

    形式は前半・後半に時間を区切って オープンスペース 形式。要 ポジション・ペーパー というのも変わらず。 この形式はいいんじゃないかなと思ってる。最初、秋葉原でやっていた頃、参加者全員が集まって座れる場所を確保できなかった故に 角谷さん の発案でオープンスペースになったそうだけれど( 第0回 )、これによって、最多で10人程度に分かれるから参加者のコミュニケーションが促進されてる。Listen Only Memberを発生しにくい仕組みになってるんじゃないかと思う。 反面、少数であるが故に全員が受け身だとひたすら沈黙になってしまうのは確か。一時期、そういう感じでいつまで経ってもセッション案が出なかったりしたけれど。でも、 もろはし さんの提言で事前にセッション案を十分に出しておくというのが復活して、そういう難点は解消されつつある。 ポジション・ペーパーについてはこれはよい作用をしているのは

    Rails勉強会@東京 第9回 - 世界線航跡蔵
  • Re: ActiveRecord を SQLObject っぽく - 世界線航跡蔵

    ActiveRecord を SQLObject っぽく を読んだ。言ってたね。くまくまの人が。svn headにはこの機能入ってるの? 入ってないとしても、くまくまの人が既に書いてそうだけど、面白そうなので自前で書いてみた。5分じゃ無理だった。10分掛かった。 ActiveRecord::Base.class_eval do class << self def inherited_with_sqlobjish(subclass) inherited_without_sqlobjish(subclass) Kernel.class_eval do define_method(subclass.name) {|*args| subclass.find(*args) } end end alias_method :inherited_without_sqlobjish, :inherited

    Re: ActiveRecord を SQLObject っぽく - 世界線航跡蔵
  • 日本Rubyカンファレンス2006 (4) Matz基調講演 - 世界線航跡蔵

    前の記事 に続いて日Rubyカンファレンス2006をレポートする。 State of the Dominion Ruby作者のMatzことまつもとゆきひろさんによる基調講演。 タイトルはアメリカ合衆国「一般教書演説: State of the Union」のパロディである、Perlの" State of the Onion "のそのまたパロディだそうだ。wordsファイルを'nion$'でgrepしてそれらしい言葉を選んだという。 Matzは"State of the Onion"を「タマネギがどうした! って感じ」と言ってたけど、Larry Wallは「 努力、忍耐、謙遜 」でPerl界をタマネギに例えてるから、"State of the Onion"はそういう意味なんでないの? いや、みんなそれを分かってるのを前提としてのジョークなのか? Matzの思考を読むには私のハッカー度がまだ

    日本Rubyカンファレンス2006 (4) Matz基調講演 - 世界線航跡蔵
  • Rails勉強会@東京 第7回 - 世界線航跡蔵

    Rails勉強会@東京 第7回 に行ってきた。今回はドリコム恵比寿オフィスにて。 小雨の降る中、参加者がぞろぞろと集まってくる。残りの人を待っている間、話題になるのは 昨日のはぶにっき のこと。はぶさんから提示された「RailsのやりかたはDOAへの退化ではないか」という疑問と、いくつかの質問。そしてそれへのid:takahashimこと高橋会長のコメント。これは懇親会の話題にも続いた。 ドリコムのオフィスはビリヤード台が設置された素敵な感じ。 前半セッション 4つのセッションに分かれた。 DHHの講演の録音を聴く 「ARを詳しく」をあとで読む Railsのパフォーマンス問題の英語のテキストを読む AWDwRの付録Aを読む。 私は「Railsのパフォーマンス問題」に出た。ネタにしたのは A Look at Common Performance Problems in Rails 。よしみさ

    Rails勉強会@東京 第7回 - 世界線航跡蔵
  • 日本Rubyカンファレンス2006 (1) 第一報 - 世界線航跡蔵

    とりあえず第一報です。 日Rubyカンファレンス2006 に行ってきました。ライトニングトークスで発表もいたしました。 会期中は会場近くに泊まっておりましたが、先ほど自宅に帰ってきました。 今回は私は るびま のカンファレンス特集号にログを提供することになっているので基的にはそっちを通じて報告します。というか、〆切も近いので急いで書かねば。 なので自分のサイトでは、明らかに没になりそうなネタとか、個人的なこととか、るびまに採用されなかったログとか、提出が〆切に間に合わなかったログを今週いっぱいぐらいで順次報告したいと思います。 6月9日 - 前夜祭 スタッフ、スピーカーによる前夜祭に行ってきた。 緊急の残業が入ってちょっと遅れた。会場に入ると幾人か知っている方々の姿が見える。どうやらこの集団らしい。Ruby界隈の人とは Rails勉強会@東京 以外ではあまり面識がない。特に関西方面の方

    日本Rubyカンファレンス2006 (1) 第一報 - 世界線航跡蔵
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