タグ

キャラクターとBookに関するja_bra_af_cuのブックマーク (9)

  • 藤川直也『名前に何の意味があるのか 固有名の哲学』 - logical cypher scape2

    固有名について、それがどのように指示を行っているかの哲学的説明と、「その意味は指示対象に尽きる」というミル的な立場から、ミル説への反論として持ち出される問題について解決を図る。 固有名の哲学というと、ラッセルの記述説とクリプキの直接指示説ないし指示の因果説の対立を知っている人は多いと思うが、その後、固有名の哲学についての研究がどのように進展しているかが分かる。21世紀になってもなお、新しい研究が進んでいることも分かる。 書では、空名の問題、つまりフィクションのキャラクターの名前のように、指示対象を欠く名前についても扱っており、その中でキャラクターの文化的抽象物説も紹介されている。自分がこれを読もうと思った最初のきっかけはこれ。 それから、エヴァンズについても説明されているので、それも目的だったが、実際に読んでみると、これら以外にも、意味論的内容と真理条件的内容の関係や語用論との関わりな

    藤川直也『名前に何の意味があるのか 固有名の哲学』 - logical cypher scape2
  • 「キャラの思考法」書評 時とともに移ろう属性・価値|好書好日

    キャラの思考法―現代文化論のアップグレード [著]さやわか 現在、漫画やアニメ、ゲームなどのオタク文化を論じる人文書はすでに珍しくなくなったが、書の特徴は、キャラの概念を更新しながら論の枠組みを広げ、小説音楽映画、演劇、芸能などの分野も横断する批評を試みた点である。 書は、伊藤剛の漫画批評が二次創作を視野に入れて提示した「キャラクター/キャラ」論に依拠し、キャラクターが登場人物を指すのに対し、キャラはその人物の特徴を指す。が、ユニークなのは、コミュニケーションによってキャラが書き換え可能になるという動的な見方を提示したことだ。すなわち、キャラが時間的な推移の要素をもつことを重視する。そして、コンテンツ消費が衰退しコミュニケーション消費に移行したという単純な図式で近年の動向が語られるのに対し、書はコミュニケーションが物語に組み込まれていくという新しい分析のモデルを提示する。 ゲーム

    「キャラの思考法」書評 時とともに移ろう属性・価値|好書好日
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2016/03/03
    "本書はコミュニケーションが物語に組み込まれていくという新しい分析のモデルを提示"
  • アンドロイドを造る

  • ゲイビー・ウッド著/関口篤訳『生きている人形』: 水野優のブログ~チェストランス出版

    2022年11月12日のツイッター ⇒ 水野優 (11/13) ⇒ keres65 (11/13) 2022年10月24日のツイッター ⇒ 水野優 (11/05) ⇒ keres65 (11/05) 2022年08月04日のツイッター ⇒ keres65 (08/05) 2022年07月20日のツイッター ⇒ keres65 (07/22) ⇒ 水野優 (07/22) ⇒ keres65 (07/21) 2022年07月16日のツイッター ⇒ keres65 (07/19) ⇒ 水野優 (07/17) ⇒ keres65 (07/17) チェス(和書評)(32) チェス(洋書評 序盤)(48) チェス(洋書評 終盤)(13) チェス(洋書評 その他)(66) Lasker『チェスの常識』講義(完)(18) Ed.Lasker『チェス戦略2』実戦(完)(32) Sokolsky『現代定跡の理

  • 『ゴーストの条件』対談(村上裕一・坂上秋成)「週刊読書人」10月14日号

    明石健五 @kengoa1965 村上裕一・坂上秋成対談(『ゴーストの条件』を機に。「週刊読書人」10月14日号間もなく校了)。発言PUします。「『ゴーストの条件』は、そういったゼロ年代的な知見を含めつつ、哲学を使ってもう一回作品に迫ろうとしている。これはすごく有意義なことであるし、強みだと思いました」(坂上氏) 明石健五 @kengoa1965 「一口にゼロ年代と言っても、前半と後半ではパラダイムが全然違います。前半はニューアカの雰囲気を僅かに残した東(浩紀)さんの時代で、後半は宇野(常寛)さんの時代だった。僕が引き継いでいるのは前半の東さんの流れです」(「読書人」10月14日号、村上裕一発言から) 明石健五 @kengoa1965 「アーキテクチャ派はニコニコ動画やSNSなどが登場した際にそれがどういった仕組みで動き作用するのかに着目した・・・それと人間の欲望の動きに迫ることとは別の話

    『ゴーストの条件』対談(村上裕一・坂上秋成)「週刊読書人」10月14日号
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2011/10/11
    読むとき参考にしよう
  • 斎藤環『キャラクター精神分析』 - logical cypher scape2

    これまで出てきたキャラクター論のまとめをしつつ、斎藤環なりのキャラクターの定義を提案している。 個人的に、斎藤環のキャラクター論というのは以前から気に入っていて、このも面白く読んだ。 斎藤環の文章というのは、そこかしこにラカン派の言葉が出てくるため、そこで引いちゃう人もいると思うのだが、僕自身ラカンは斎藤環を通じてしか知らないけれど、それでも読めてしまうところがある。斎藤環の思考のフレームワークというのは確かにラカン派精神分析がなければ成り立たないのだが、しかし、彼のキャラクター論自体はラカン派の理論抜きでも理解可能なものとして出来ているのではないかと僕は思う。 このにも、無論精神分析の言葉は出てくるのだけど、の組み立てとしては、マンガ、小説、アートなどのキャラクターについての言説を読みながら、論を進めるものとなっている。 第1章 「キャラ」化する若者たち スクールカーストとかいじ

    斎藤環『キャラクター精神分析』 - logical cypher scape2
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2011/10/03
    斎藤の議論に足りないところの補助線をうまく引いてくれている感じ。おかげで理解が進んだ感じを得られた。
  • 村上裕一『ゴーストの条件』 - logical cypher scape2

    ゼロアカ道場優勝者である村上裕一によるデビュー作。 これで長きにわたったゼロアカ道場企画も当に終結したと言える。 キャラクターというものが現代オタク文化の中で拡散している様をゴーストという概念で捉え直し、そのリアリティを批評している。 三部構成で成っており、第一部はアイドル論から接ぎ木する形でキャラクターについて、第二部は2chやニコニコ動画における創作からゴーストについて、第三部はノベルゲームなどの作品論を通じてキャラクターの生について論じられている。 なんだろうな、自分だったら絶対こうは書かないだろうとも思うのに、それから取り上げられている作品についても知らない*1ものの方が多いのに、すごく共感してしまうというか、考えていることが似ていると感じるところが多かった。 そういう意味で実に刺激的であった。 明晰さを追求する哲学・思考を触発する哲学 - Togetter というのがあって、

    村上裕一『ゴーストの条件』 - logical cypher scape2
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2011/09/17
    力の入ったレヴュー。ニコ動がもつ創作の連鎖を起こす力とキャラクターがもつ本性をうまく組み合わせて論じているのかな、という印象を受けた。
  • 高山宏の読んで生き、書いて死ぬ - 『人造美女は可能か?』巽孝之、荻野アンナ[編](慶應義塾大学出版会)

    →紀伊國屋書店で購入 オタク死んでも、やっぱマラルメは残るぞかし いってみれば機械マニエリスムが16世紀に始まったことを教えてくれる最近刊に次々と啓発された後、その20世紀末~21世紀初頭における再発を一挙総覧できるのも、有難いし、面白い。それが慶應義塾大学藝文学会2005年末の恒例のシンポジウムのプログラムに多少の稿を加えての今回作。 巽孝之氏の編というので、見ぬうちから安心。序に「わたしたちの人造美女エンサイクロペディア」を謳うが、書き手・読み手として以外に、編む人としての巽氏の目配りぶり、遺漏なき網羅への意志を誰よりも愛ずるぼくなど、目次案をじっと眺めて、もはや画期書と納得した。1954年にフランスで刊行されるや近現代セクシュアリスム論のバイブルと呼ばれて、東野芳明や澁澤龍彦といった論者の決定的霊感源ともなったシュルレアリスト作家・批評家、ミッシェル・カルージュの名著『独身者の機械』

    高山宏の読んで生き、書いて死ぬ - 『人造美女は可能か?』巽孝之、荻野アンナ[編](慶應義塾大学出版会)
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2011/09/15
    人形愛論をまとめた本についての書評。
  • 講談社BOX:ゴーストの条件 クラウドを巡礼する想像力|講談社BOX|講談社BOOK倶楽部

    『ゴーストの条件 クラウドを巡礼する想像力』 著:村上裕一 Illustration:minoa 『動物化するポストモダン』『美少女ゲームの臨界点』の精神は死に絶えていなかった――セカイ系コンテンツ批評の新たな逆襲!(東浩紀) 村上裕一です。みなさんお待たせしました。ついに『ゴーストの条件』が出ます! 2009年11月にKOBOに載り、翌年4月の刊行予定に載り、文学フリマのカタログ裏表紙に広告が09年秋と10年春で二回も載った――はずなのに、延期に次ぐ延期を繰り返し一時は出版も危ぶまれ、あのは存在するのか、ゴーストとは村上のことではないのかと都市伝説化しつつあった書が、とうとう世に問われる時が来ました。 書は「東浩紀のゼロアカ道場」の成果です。東さんに「セカイ系コンテンツ批評の新たな逆襲」といち早く評された書は、天皇やアイドルを経由しつつキャラクターという現象の核心に迫ります。 僕

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2011/08/27
    トピックの選び方がいまのオタク文化の中心を正面から扱っててやはり興味深い。
  • 1