一般的な文書では縦組み・横組みに関わらず、段落のはじめは行頭の一文字を下げる(空白を空ける)のが通例です。そもそも段落とは文書における1ブロックを指し、パラグラフと呼ぶことも。蛇足ですが、その段落がひとつの意味を持った固まりの場合は「意味段落」と呼び、見やすさなどを考慮し、形式上段落になっている場合は「形式段落」と呼ぶこともあります。 本誌をはじめとするWeb上の文書は、文字下げを行なわず、改行を用いて段落を構成する文書を目にします。これはHTMLの「P」タグが段落を構成する「Paragraph」の略であり、スタイルシートを用いて加工しない限り、約一行分の行間が空けられてしまうからでしょう。 IT系ニュースサイトをチェックしてみますと、段落で文字下げを行なっているサイト多いようです。もっとも小説や学術書と大きく異なるニュース系記事は形式段落が多いため、それほどこだわる必要はないのかもしれま