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2015年11月10日のブックマーク (2件)

  • When I Fall In Love Ⅳ - ジャズピアニストのジャズ批評

    複数の声(声部)が同時に進行するいわゆる多声部音楽がいつ頃から始まったのか?明確な時期はもちろん特定はできない。でも12音の完全な平均律が整備されるまでがすごく長くて、12音が理論上も確定してからの音楽の変化、発展のスピードがすさまじいことは確かだ。いっぱいある声(声部)のうち一番高い音が旋律、メロディーだ。もちろん旋律も多声部の中のひとつではあるが、音楽を印象づけるもっとも重要な声部であることも確かだ。これがホモフォニックな考え方であるともいえる。「旋律は流れる水で和声はその流れの中にあるゴツゴツした岩である。」ヒンデミットのこの考えに立てばメロディーに対する綿密な工夫は避けては通れない。メロディーには一定の「区切り」が絶対必要でそれをモティーフと呼ぶ。で、それを印象づけるには人間の感性に対するもっとも簡単な手段として「繰り返し」がある。この「When I Fall In Love」も明

    When I Fall In Love Ⅳ - ジャズピアニストのジャズ批評
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2015/11/10
    "モティーフ(動機)となるフレーズの種類[…]これは人間の記憶力が関係してくる。あまりに種類が多いと覚えきれない、でも少なすぎると音楽が単調になる[…]インプロヴィゼーションにも同じことが言える"
  • 関係性としてのポリフォニー 小田亮 - garage-sale

    0.はじめに バフチンがポリフォニー論で展開している〈声〉の複数性――「1つの言葉に2つの声」――ということを、発話や語りということを離れて、〈声〉と同様に主体の固有性や単独性・直接性を示すものとされる「固有名」や「身体」に適用して、個の固有性と考えられているにもかかわらず、そこに「反復」や「模倣」によって他者の声が浸透しているというバフチンの議論の射程を広げて、固有性・一回性・単独性の反復や模倣による複数性の現われということを考えてみたいというのが、私の発表の趣旨である。まず、そのことを、災因論の事例によって考えてみよう。 1.災因論の物語と個の単独性 柄谷行人氏は、代替不可能な〈個〉の「単独性 singularity 」と、一般性による類のなかの比較可能な違いである「特殊性 particularity 」とを区別している。「特殊性」と区別された「単独性」とは、属性や個性に還元できない「

    関係性としてのポリフォニー 小田亮 - garage-sale
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2015/11/10
    バフチンのポリフォニーを,隣接的な社会関係が錯綜したリゾーム的複合体としての人格・アイデンティティと読んでいる